ティックトッカーの年収はいくら?収入源と稼ぎの仕組みを業界目線で解説

ティックトッカーとして活動する人が増え、実際にどのくらい稼げるのかが気になる人も多いはずです。

結論から言うと、ティックトッカーの年収は月数千円のお小遣い程度から、トップ層の年に億単位まで大きく開いており、決まった平均はありません。

同じティックトッカーでも、フォロワー数や稼ぎ方によって収入のけたがまったく違うからです。

たとえば、再生報酬だけで活動する人なら年に数万円ということもあります。一方で、企業案件やライブ配信の投げ銭を組み合わせるトップ層になると、年収が数億円に届く人もいます。

この記事では、ティックトッカーの年収の目安からフォロワー別の収入、主な稼ぎ方、そして有名なティックトッカーの実例まで紹介します。

これから始めたい人も、すでに活動している人も、自分がどの段階でどのくらい狙えるのかをイメージできるはずです。

ティックトッカーの年収目安はピンキリ

ティックトッカーの年収に決まった平均はなく、月に数千円のお小遣い程度から、トップ層では年に億単位まで大きく開きます。収入が複数の収益源の組み合わせで決まり、再生数や本人の人気によって金額が大きく変わるからです。

実際、TikTokの動画の再生だけで得られる報酬は決して高くありません。TikTok公式は単価を公表していませんが、クリエイターの検証データでは1再生あたり0.02〜0.08円ほど、つまり100万再生でも約2万〜8万円が目安とされています。

一方で、人気が出て企業から仕事をもらえるようになると、案件1本で数十万円から数百万円が動くこともあります。同じティックトッカーでも収入のけたは人によってまったく違うため、平均年収を一言で答えるのは難しいんです。

フォロワー数別のティックトッカーの年収目安

ティックトッカーの年収は、フォロワー数が増えるほど上がりやすくなります。受けられる仕事の幅が広がり、企業案件のような単価の高い収入につながるからです。

ここでは目安として、フォロワー数を3つの段階に分けて収入のイメージを見ていきましょう。あくまで相場であり、ジャンルやエンゲージメント率によって変わる点は押さえておいてください。

  • フォロワー1万人前後
  • フォロワー10万人前後
  • フォロワー100万人超

フォロワー1万人前後

フォロワー1万人前後は、副業として小遣いを稼ぐ最低ラインです。

再生報酬の中心であるCreator Rewards Programは参加にフォロワー1万人以上が必要で、ちょうど収益化の入り口に立つ段階といえます。

フォロワーが1万人前後の場合はライブ配信の投げ銭を足しても、年収は数万円から数十万円ほどに収まるケースが多いです。

たとえば、月に数本の動画が1万〜3万回ほど再生される程度なら、再生報酬と投げ銭を合わせても月の収入は数千円から1万円台にとどまることも珍しくありません。

フォロワー10万人前後

フォロワー10万人前後は、企業案件が収入の主軸になり始める層です。 案件の単価はフォロワー数で決まることが多く、相場は1フォロワーあたり1〜6円とされています。

フォロワー10万人なら1投稿あたり10万〜50万円が目安で、月に2〜3本受ければ月収20万〜100万円ほど、年収では数百万円も見えてきます。本業の収入に近づき、ここから専業に切り替える人も出てくる段階です。

フォロワー100万人超

フォロワー100万人を超えると、テレビタレントに近い世界になります。トップ層は企業案件1本で数百万円規模になることもあり、ライブ投げ銭やTikTok Shopを組み合わせれば、年収が数千万円から億単位に届く人もいます。

ただし、この層に入れるのはごく一部です。フォロワーが多いだけで自動的に到達できるわけではなく、安定して再生される動画やファンとの関係づくりが欠かせません。

ティックトッカーの主な収益源

ティックトッカーの収入は、複数の収益源を積み上げて作るのが基本です。

一つの方法だけでまとまった額を稼ぐのは難しく、いくつか組み合わせることで収入が安定するからです。

代表的な4つの方法を、それぞれの仕組みとあわせて見ていきます。

  • 動画の再生報酬(Creator Rewards Program)
  • 企業案件(PR案件)
  • ライブ配信の投げ銭(ギフト)
  • TikTok Shopやアフィリエイト

動画の再生報酬(Creator Rewards Program)

再生報酬の柱になるのが、2024年3月に始まったCreator Rewards Programです

。YouTubeの広告収入に近い仕組みで、動画のパフォーマンスに応じて報酬が支払われます。

参加条件は18歳以上で、フォロワー1万人以上・直近30日の動画視聴10万回以上、対象は1分を超えるオリジナル動画にかぎられます。

前述のとおり単価は低めなので、再生報酬だけで生活できる人はほとんどいません。

企業案件(PR案件)

まとまった収入につながりやすいのが、企業から商品やサービスの紹介を頼まれる企業案件です。

ただし、代理店や事務所を通すと手数料が引かれるため、表に出ている単価がそのまま手取りになるわけではありません。

たとえばフォロワー10万人で単価3円の案件でも、手数料が引かれると実際に受け取る額は1フォロワーあたり0.5〜2円まで下がることがあります。

そのため、相場の数字は少し割り引いて考えるのが現実的です。

ライブ配信の投げ銭(ギフト)

ライブ配信で視聴者から受け取るギフト、いわゆる投げ銭も大きな柱の一つです。

送られたギフトのすべてが手元に入るわけではなく、還元率は約30〜50%とされています。

たとえば視聴者から1万円分のギフトが送られても、配信者が受け取れるのは3,000〜5,000円ほど、という計算になります。

配信時間に制限がないので、長く配信してコツコツ積み上げる人も多いです。

TikTok Shopやアフィリエイト

動画で紹介した商品が売れると報酬が入る、成果報酬型の稼ぎ方もあります。

フォロワー数が少なくても、商品とファン層がうまくかみ合えば収入につながるのが特徴です。

たとえばコスメや日用品など、視聴者が買いやすいジャンルと相性のよい方法といえます。

フォロワー数の規模より、紹介する商品への信頼が成果を左右します。

日本のトップTikTokerと年収のリアル

ここからは、実際に名前の知られたトップ層を紹介します。

なお、事務所が正式に年収を公表しているケースは少ないため、動画の再生数やフォロワー数からの推定となる点には注意してください。

  • ISSEI(いっせい)
  • Junya(じゅんや)
  • バヤシ(Bayashi)
  • Sagawa(さがわ)
  • 景井ひな

ISSEI(いっせい)

ISSEIは、リアクション系の非言語動画で世界的に知られるクリエイターです。

2026年5月の時点でTikTokのフォロワーは約1,260万人、YouTube登録者は約7,500万人と日本最多で、2025年にはForbes Japanの30 UNDER 30にも選ばれました。

ISSEIの推定年収は4億〜5億円規模ともいわれますが、これは非公式の試算です。

Junya(じゅんや)

Junyaは、小道具を使った無言のコメディ動画で、海外から絶大な人気を集めるティックトッカーです。TikTokのフォロワーは5,000万人を超え、世界でも有数の規模を誇ります。

ほぼ毎日投稿を続ける継続力が武器で、YouTubeでも日本トップクラスの登録者数を持っています。Junyaの推定年収は2億6,000万〜4億円ともいわれています。

バヤシ(Bayashi)

バヤシは、テンポのよい料理動画と大食いを組み合わせたASMR系のコンテンツで、世界的にヒットしたクリエイターです。

年間で最も活躍したクリエイターに贈られるTikTok CREATOR OF THE YEARを、2021年と2022年に連続受賞しています。

バヤシの推定年収は1億9,000万〜3億円規模ではと推定されています。

Sagawa(さがわ)

Sagawaは、ディズニーのワンシーンを大げさにモノマネするなど、リアクション系の動画で急成長したクリエイターです。

プロフィールの多くを明かしておらず、いまはドバイを拠点に活動しています。

YouTubeと合わせたSNSの総フォロワーは約2,000万人規模で、Sagawaの推定年収は3億〜4億円ともいわれています。

景井ひな

景井ひなは、ダンス動画を中心に若い世代から支持を集める、女性では国内トップクラスのティックトッカーです。TikTokのフォロワーは約1,090万人で、芸能事務所のホリプロデジタルエンターテインメントに所属しています。

景井ひなは女優やモデル、バラエティ番組のコメンテーターなどテレビでも活躍の場を広げており、推定年収は1億4,000万円以上といわれています。

ティックトッカーの年収に関するよくある質問

最後に、ティックトッカーの年収についてよく寄せられる質問にまとめて答えます。

ティックトッカーは何人のフォロワーから稼げますか?

ティックトッカーが稼ぎ始められるフォロワー数は、収益化の方法によって変わります。ライブ配信の投げ銭は数百人規模から、再生報酬のCreator Rewards Programはフォロワー1万人から受け取れるのが目安です。

まとまった収入を狙うなら、企業案件を受けやすくなるフォロワー10万人が一つのラインになります。たとえばフォロワー1万人で投げ銭を少し受け取る程度ならお小遣いレベルですが、10万人を超えると案件で月数十万円も見えてきます。

ティックトッカーは再生報酬だけで生活できますか?

ティックトッカーが再生報酬だけで生活するのは、かなり難しいのが現実です。再生報酬の単価は低く、100万再生でも数万円ほどにとどまるからです。

たとえば月に100万再生を稼いでも、再生報酬は数万円程度にしかなりません。そのため、ほとんどのティックトッカーは企業案件やライブ投げ銭、TikTok Shopを組み合わせて収入を作っています。

ネットのティックトッカー年収ランキングは信じていいですか?

ネット上のティックトッカー年収ランキングは、参考程度にとどめるのが安全です。多くが第三者による推定で、フォロワー数から機械的に計算しただけの根拠が弱いものも目立つからです。

たとえば本記事で紹介した推定年収も、すべて非公式の試算です。プリンスこうやの投げ銭額のように、本人が公表した数字以外は確実な金額ではないと考えておきましょう。

ティックトッカーの年収まとめ

ティックトッカーの年収は、フォロワー数と収益源の組み合わせで大きく変わります。 フォロワー1万人前後なら副業程度、10万人前後で企業案件が主軸になり、100万人を超えると年収数千万円以上をねらえる人も出てきます。

一方で、再生報酬だけでは稼ぎにくく、トップ層の公表額や推定額にも手数料や税金が含まれる点には注意が必要です。

数字に振り回されず、自分がどの収益源を伸ばすかを考えることが、収入アップのために大切です。

ティックトッカーとしてバズって年収を上げたいなら、お手本になるトップティックトッカー等のコンテンツやファンとの交流も参考にしてみましょう。