うつ病の患者数は2014年に11万6000人と過去最高を記録し、15年間で2.5倍も増加したそうです。
芸能人にとってもうつ病は身近な病気ですが、この記事では芸能界にうつ病が多い理由や治療・克服方法について解説します。
セルフチェックの方法も説明するので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
もくじ
うつ病を発症した芸能人
芸能人でうつ病を発症した人は多く、あの有名人がうつ病を経験していた、なんてことも。
ここでは過去にうつ病を発症した芸能人について触れていきますね。
いずれも非常に有名な方々ですが、皆さん壮絶な経験をされているようです。
ユースケ・サンタマリア
画像引用元:https://www.cinematoday.jp/
ドラマからバラエティまで、大活躍中のユースケ・サンタマリアさん。
彼もうつ病を経験した芸能人です。
昔ユースケ・サンタマリアさんが出演する大人気ドラマがあったんですが、当時激ヤセしていたんですね。
周囲には役作りだと話していたそうですが、後年にうつ病だったと告白しました。
顔色もあまり良くないと噂されていましたから、苦労したことが伺えます。
岡村隆史
画像引用元:https://news.1242.com/
ラジオのパーソナリティやテレビ番組の司会を務める岡村隆史さんですが、一時期芸能活動を中止していました。
当時は不眠が何ヶ月も続いたり、パニックみたいな状態になっていたそうです。
さらに自分のサインすら書けなかったこともあるとか。
今でこそバリバリ活躍中ですが、症状を見るに彼もうつ病だったのではないかと考えられています。
ビヨンセ
画像引用元:https://front-row.jp/
シンガーソングライターのビヨンセさんも2006年にうつ病を発症したそうです。
デスティニーズ・チャイルドの解散が原因だったようで、ずっと自室に引きこもり、食事すら取らない時もあったのだとか。
当時はまさに人気絶頂期でしたが、裏ではさまざまな苦労があったのでしょう。
ちなみにビヨンセさんは2011年からしばらく休養しましたが、現在は多方面で活躍されています。
レディーガガ
画像引用元:https://www.cinematoday.jp/
アーティストとして圧倒的な知名度と人気を誇る、レディーガガさん。
彼女もうつ病に悩まされた一人です。
彼女は2000年代後半から人気に火が着きましたが、それがうつ病の引き金になったとのこと。
急激に環境が変わったことで心がついて行けず、さまざまな症状に悩まされたそうです。
ただ、その後彼女はうつ病を克服して、現在も第一線で活躍しています。
ク・ハラ
画像引用元:https://jisin.jp/
2019年11月に自ら命を絶ってしまったク・ハラさん。
日本にも大きな衝撃が走りましたが、彼女もうつ病が自殺のきっかけになったのではないかと考えられています。
彼女は以前からさまざまなトラブルに悩まされていたそうですが、実はうつ病で命を絶つ芸能人も少なくありません。
皆さんも芸能界で活躍するなら決して他人事だと思わず、うつ病は命をも奪うと心に留めておいてください。
芸能人のうつ病がなぜ多いのか?
芸能人のうつ病は珍しくありませんが、発症する人が多い原因は次の5つです。
- SNSで炎上したりアンチに叩かれる
- 誹謗中傷されることもある
- 強迫行為やストーカーの存在
- 芸能界特有の人間関係で悩まされる
- 売れなくてストレスが溜まる
現在活動中の人は、経験したことがあるかもしれませんね。
SNSで自分の発言が炎上して叩かれることや、誹謗中傷されることもしばしば。
悪質な人は脅迫をしてくることもあるし、一部のファンがストーカー行為に及ぶケースもあります。
芸能界は独特の人間関係がありますが、人間関係で悩むことも珍しくありませんよね。
さらに下積み時代は売れないことがストレスになりがちです。
このように、芸能界は一般人よりもメンタルへのダメージが大きく、うつ病を発症しやすいんですね。
芸能人にオススメのストレス解消方法はこちらで紹介しています。
芸能人ならではのストレスを感じる時とその解消方法【ストレス軽減】
うつ病になった際の治療・克服方法
うつ病は芸能界の職業病ともいえますが、さまざまな治療・克服方法があります。
以下で詳しく解説していきますので、少しうつ気味の人や対処法を知りたい人は参考にしてくださいね。
とにかく休養
うつ病になってしまった時は、一にも二にも休養。しっかりと休んで、疲弊した心と体をリフレッシュさせることが大切です。
休養って聞くと怠けているようにも見えますが、心を休めるためにも休養が一番なんですよ。
うつ病の人は不安や焦燥感に駆られがちですが、そんな状態だからこそ心をリセットすることが大事。
何かをするのではなく、何もしないことが心にとって一番の栄養になりますよ。
何も考えず、自宅でのんびりと過ごしてください。
抗うつ薬による治療
精神科や心療内科へ行くと抗うつ薬を処方してもらえますが、薬もうつ病の治療には欠かせません。
薬に抵抗があるかもしれませんが、うつ病も立派な病気なので、風邪と同じく薬を飲んで安静にすることが大切です。
ただし、効き目は人によって変わるので注意してくださいね。
もし効かない時は、医師に相談して別の薬に変えてもらうのが一番です。
絶対に用量以上の薬を飲まないこと。
抗うつ薬にはさまざまな副作用があるので気を付けてください。
精神療法
うつ病は一度治ったとしても、しばらく経ってから再発するパターンもあります。
それを予防するのが精神療法。物事に対する考え方を変えて、うつ病の再発を予防する方法です。
うつ病になると、考え方がネガティブになったり、マイナス思考に陥ることもあります。
精神療法ではそれを克服して、柔軟でポジティブな考え方に変化させることが目標になっています。
日常の行動から変えていくので、じっくり取り組む必要があります。
うつ病の自己チェック
自分がうつ病かどうか判断が難しいかもしれませんが、以下でセルフチェックの項目を紹介します。
気になる人は、一度セルフチェックしてみてくださいね。
もし一定数以上当てはまってしまった時は要注意です。
5つ以上当てはまると可能性大
最近の自分の行動を思い出して、以下を確認してみてください。
- 物事に対する興味が薄れた、楽しめなくなった
- 気分が落ち込んだり憂うつな気分になる
- 眠りが浅いか、かえって眠りすぎてしまう
- 疲労感があり、気力も出ない
- 全然食欲がわかないか、逆に食べすぎてしまう
- 自分はダメ人間だと感じてしまう
- 物事に集中することが難しい
- 話し方や動きが遅くなる、逆に落ち着きが無くなった
- 自分を傷つけたいと考えたことがある
上記の中で、5つ以上当てはまった場合はうつ病の可能性が高いです。
まとめ
芸能界では珍しくもないうつ病。
誹謗中傷や人間関係など、さまざまな要因が引き金になるので、発症してもおかしくない病気です。
過去に発症した芸能人もたくさんいますが、皆さんも決して人ごとではないので気を付けてくださいね。
ただ、うつ病になっても克服する方法はありますから、負い目を感じなくても大丈夫ですよ。
自分がうつ病か分からない時はセルフチェックをおすすめします。
上記で触れた項目に5つ以上該当した人は、一度精神科や心療内科の受診してみましょう。
芸能人がストレスを感じる時とその解消方法について解説している記事もあるので、読んでみて下さいね!
芸能人ならではのストレスを感じる時とその解消方法【ストレス軽減】