中学生がアイドルオーディションを選ぶときは、年齢条件・お金・保護者の同意という3つのポイントを確認しましょう。この3つを見落とすと、合格したあとにお金の問題や学校とのトラブルが起こりやすくなるためです。
実際、中学生のうちにオーディションへ挑戦した人は珍しくありません。乃木坂46の齋藤飛鳥さんは中学1年生の13歳で1期生オーディションに合格し、IVEのウォニョンさんは14歳でIZ*ONEのメンバーとしてデビューしています。
中学生という年齢は、アイドルオーディションではむしろ有利に働きます。
この記事では、中学生ならではのオーディションの選び方と、応募する前に整えておきたいことをお伝えします。
もくじ
中学生のアイドルオーディションは3つのポイントで選ぶ

中学生がアイドルオーディションを選ぶときは、募集要項の次の3か所を必ず見ましょう。多くの中学生は「どのグループが好きか」で選んでしまいますが、応募できるかどうかは条件のほうで決まるためです。
| 確認する項目 | 募集要項で見る場所 |
|---|---|
| 年齢と学年の条件 | 応募資格の欄 |
| レッスン料や所属費 | 費用・活動条件の欄 |
| 保護者の同意 | 応募方法・必要書類の欄 |
なかでも大切なのが3つ目です。保護者の同意欄がないオーディションは避けましょう。
中学生はまだ法律上は自分で契約をするかどうかを決められる年齢ではないので、必ず親の合意が必要なオーディションを選んでくださいね。
中学生がアイドルオーディションを選ぶときの3つの条件

中学生がアイドルオーディションを選ぶ際は、以下3つの条件を確認してみてください。
- 応募資格の年齢と学年が合っているか確認する
- レッスン料や所属費がかからないか確認する
- 保護者の同意欄があるかを確認する
応募資格の年齢と学年が合っているか確認する
まず募集要項の応募資格を読み、自分の年齢と学年が条件に入っているかを確かめましょう。オーディションによっては「満13歳以上」「中学生以上」など、区切り方が違うためです。
たとえば同じ中学1年生でも、誕生日が来ているかどうかで応募できないケースがあります。募集要項に「応募時点で満13歳」と書かれていれば、誕生日前の12歳は対象外です。
万が一条件から外れているのに応募すると、書類選考の段階で落とされます。どうしてもそのオーディションを受けたい場合は、年齢の条件を満たすまで待ちましょう。
レッスン料や所属費がかからないか確認する
中学生がオーディションを選ぶときは、レッスン料や所属費がかからないかを必ず確認しましょう。本来、事務所はアイドルの活動で収益を上げており、育成にかかる費用は事務所が負担する場合が多いです。
たとえば「合格後、月々のレッスン料が必要です」と書かれている場合、それは事務所ではなくスクールに近い形態といえます。もちろんスクール自体が悪いわけではありませんが、デビューが約束されるわけではない点は理解しておきましょう。
募集要項に費用の記載がまったくない場合は、応募前に問い合わせてみてください。金額をはっきり答えない相手なら、その時点で候補から外して問題ありません。
保護者の同意欄があるかを確認する
応募書類に保護者の同意欄があるかどうかは必ずチェックしましょう。中学生は法律上、保護者の同意なしに契約を結べないためです。
民法では、未成年者が保護者の同意を得ずに結んだ契約は取り消せると定められています。この仕組みを知っている事務所であれば、応募の段階から保護者の署名を求めてくるはずです。
逆に「親には内緒でも大丈夫」「まずは本人だけで来て」と言う相手には注意しましょう。保護者を遠ざけようとする事務所は、後から問題が起きやすい典型的なパターンです。
中学生のアイドルオーディションで注意したいお金と契約

中学生がアイドルオーディションに合格したあとは、お金と契約の話が必ず出てきます。ここで内容を確かめずにサインしてしまうと、辞めたいときに辞められなくなることがあります。
中学生のアイドルオーディションでは、以下3点をとくに気をつけてみてください。
- 合格後に費用を請求されることがある
- やめるときの条件を保護者と一緒に読む
- 交通費と送迎について事前に聞いておく
合格後に費用を請求されることがある
オーディション参加費が無料でも、合格後に費用が発生する場合があります。
よくあるのが、宣材写真の撮影代、衣装代、レッスン料の費用が取られるパターンです。とくに衣装代は1着で数万円になることもあり、中学生のおこづかいで払える金額ではありません。
合格の連絡をもらったら、活動を始めるまでに支払うお金の総額を聞きましょう。金額を書面で示してもらえるかどうかが、信頼できる事務所かを見分けるいちばんの目安です。
やめるときの条件を保護者と一緒に読む
契約書を渡されたら、辞めるときの条件を保護者と一緒に読みましょう。始めるときの条件よりも、辞めるときの条件のほうがトラブルになりやすいためです。
見るべきなのは、契約期間と、途中で辞めた場合に違約金が発生するかどうかです。中学生の場合、進学や部活動、体調の変化で活動を続けられなくなることは十分に起こりえます。
なお労働基準法という法律では、未成年者が結んだ契約が本人に不利な場合は、保護者や労働基準監督署がその契約を解除できる決まりがあります。困ったときは大人に相談できる仕組みがあるので、自分でなんでも抱え込まずに周りの大人を頼りましょう。
交通費と送迎について事前に聞いておく
レッスン場所までの交通費と、夜の送迎についても事前に聞いておきましょう。遠くのレッスン場に一人で通うのは大変ですし、夜遅くなれば送迎が必要です。
たとえばレッスンが週3回で、片道1時間かかる場所なら、交通費だけで月に1万円を超えることもあります。交通費が支給されるのか、自己負担なのかで家族にお金を負担してもらう必要があるかどうかも変わります。
また、レッスンが夜に終わる場合はそこから家に安全に帰れるかどうかも大事です。送り迎えしてくれる事務所はあまり多くありません。保護者にレッスン場や最寄り駅まで迎えに来てくれるかきいてみてください。
中学生がアイドルオーディションを受ける前に整えること

中学生がアイドルオーディションを受ける前に、いくつか準備が必要です。具体的には以下3つのことを整えておきましょう。
- 学校が芸能活動を認めているか確認する
- 保護者が心配することに答えられるようにする
- 体を壊すダイエットはしない
学校が芸能活動を認めているか確認する
中学生がオーディションに応募する前に、通っている中学校で芸能活動を認めているか確認しましょう。校則で芸能活動を禁止している場合もあり、万が一黙って活動すると、芸能活動を辞めなければいけなくなったり、転校しなければいけなくなったりします。
まずは保護者を通して、担任の先生に芸能活動していいか確認してもらいましょう。あなた自身が聞きに行くよりも、親の協力があることがわかった方が、学校も芸能活動を支援しやすいです。
もし学校が認めていない場合も、芸能界を諦める必要はありません。たとえば、芸能活動でお給料を受け取らない方法もあります。
芸能事務所でレッスン生としてダンス、歌を学んで高校進学のタイミングで芸能活動ができる高校へ進めば校則を気にする必要はありません。
保護者が心配することに答えられるようにする
ただし保護者が心配しているのは、事務所のことだけではありません。「芸能の仕事は安定しない」「勉強がおろそかになる」というように、この先の人生を心配していることのほうが多いのです。
ここで効くのは、うまくいかなかったときの話を自分からすることです。
保護者がいちばん知りたいのは、子どもがどこまで考えているかです。 夢の話だけでなく、ダメだったときの話までできる中学生は、それだけで信用されます。
体を壊すダイエットはしない
オーディションに向けて、食事をがまんするダイエットはやめましょう。中学生は身長が伸びる時期なので、この時期に食べる量を減らしすぎると、体の成長そのものが止まってしまうためです。
審査で見られているのは体重の数字ではなく、姿勢や表情、肌や髪の様子です。食事を減らしすぎると肌があれて髪もパサつくので、写真うつりはかえって悪くなります。
体を整えたいなら、しっかり寝て、毎日少しずつ体を動かすほうが早く結果が出ます。
中学生のアイドルオーディションで見られているポイント

中学生がアイドルオーディションで評価されるところは、大人の応募者とは違います。歌やダンスがうまくなくても受かるのは、審査する側が別のところを見ているためです。
中学生のアイドルオーディションでは、以下3つが評価につながります。
- 実力よりもこれから伸びるかどうかを見られている
- あいさつと姿勢が印象を決める
- 続けられるかどうかを見られている
実力よりもこれから伸びるかどうかを見られている
中学生の審査では、今の実力より、これからどれだけうまくなるかが重視されます。事務所は受かったあとにレッスンで育てるつもりで選んでいるためです。
たとえばIVEのウォニョンさんは、事務所にスカウトされてからIZ*ONEでデビューするまでの練習生の期間が、およそ1年2か月でした。中学生の年ごろから始めても、短い間に大きく伸びる例があるということです。
ですから、経験がないことを理由に応募をためらう必要はありません。やったことがないのは、中学生にとってマイナスにはなりません。
あいさつと姿勢が印象を決める
審査の場では、あいさつと姿勢が思っているよりよく見られています。歌やダンスはあとから教えられますが、人としての態度は短い間に変えにくいためです。
見られているのは、部屋に入るときのあいさつ、名前をはっきり言えるか、話す人の目を見られるか、背筋が伸びているかといったところです。審査する人は1日に何十人も見るので、この違いはすぐ伝わります。
歌の練習と同じくらい、家族の前であいさつと自己紹介を声に出して練習しておきましょう。
続けられるかどうかを見られている
中学生の審査では、活動を続けられる環境があるかどうかも見られます。事務所にとって、途中で辞められるのは大きな損だからです。
見られているのは、保護者が協力してくれるか、学校が芸能活動を認めているか、家から通える距離かの3つです。
面接でこれを聞かれたときにはっきり答えられると、それだけで評価が上がります。
中学生のアイドルオーディションについてよくある質問

中学生のアイドルオーディションについて、応募する前によく出てくる疑問をまとめました。
中学生でもオーディションに受かりますか
中学生でも受かります。事務所は完成された実力より、これから伸びる可能性を見て選んでいるためです。
実際に乃木坂46の齋藤飛鳥さんは、中学1年生の13歳で1期生オーディションに合格しました。歌やダンスをやったことがないからといって、あきらめる必要はありません。
中学生は夜のライブに出られますか
中学生は夜おそい時間の活動ができません。労働基準法という法律で、中学を卒業するまでの子どもを夜8時から朝5時のあいだ働かせてはいけないと決まっているためです。
そもそも中学生がお金をもらって活動するには、労働基準監督署という役所の許可が要ります。夜のライブに出られると言う事務所があれば、その時点で話の中身を疑いましょう。
親に反対されたらどうすればいいですか
親に反対されたときは、何が心配なのかを聞くところから始めましょう。理由がわからないまま説得しようとしても、話は前に進まないためです。
多くの場合、保護者が心配しているのはお金と勉強と安全の3つです。事務所の情報とレッスンの時間、家に帰れる時刻をまとめて見せれば、話し合いが始まります。すぐに答えが出なくても、次の募集まで待つという選び方もあります。
まとめ
中学生がアイドルオーディションを選ぶときは、年齢の条件・お金・保護者の同意という3つを確認しましょう。この3つがそろっているオーディションなら、受かったあとに大きなトラブルが起きる心配は少なくなります。
中学生という年齢は、アイドルオーディションでは強みになります。齋藤飛鳥さんもウォニョンさんも、中学生の年ごろから挑戦してデビューにつなげました。
審査で見られているのは今の実力ではなく、これから伸びる可能性です。
まずは募集要項を最後まで読んで、保護者と学校に相談するところから始めてみてください。周りの大人を味方につけた人ほど、長く活動を続けられますよ。



