アイドルのセルフプロデュースって何？メリット・デメリットとやり方を解説

アイドルがセルフプロデュースするケースも増えていますが、いまいち実情が分からない人も多いのではないでしょうか。

本記事では、セルフプロデュースをする意味やメリット・デメリットに加え、どのような手順でセルフプロデュースすれば成功するのか解説しています。

アイドルを目指している人は、ぜひ参考にしてください。

アイドルのセルフプロデュースとは

「セルフプロデュース」とは直訳の通り、自分を演出することです。

事務所やプロデューサーの指示に沿ってキャラクターを作る必要がなく、自分自身の魅力を最大限発揮できる方法として、近年アイドル業界でも増えてきている手法です。

K-POP界では、超人気アイドルもセルフプロデュースしていることを公表しています。

一方で事務所には所属せず、完全にフリーでアイドル活動をし、セルフプロデュースする人もいます。

スケジュール管理・楽曲の作成・衣装の手配・グッズ 製造・販売まで、運営のすべてを自分たちで行うアイドルのことです。

次の章では、フリーで活動する完全セルフプロデュースのアイドルについて紹介します。

セルフプロデュースで活動するアイドルの3つのメリット

完全に自分でセルフプロデュースすることによる、3つのメリットを紹介します。

すべての行動を自分で決められる

セルフプロデュースの一番の強みは、すべての行動を自分で決められることです。

以上のように、周囲の意見や目を気にする必要がなく、自分の強みをありのまま発信できるのがセルフプロデュースのメリットです。

手元に残る利益が大きい

フリーのアイドルとして活躍している場合は、売上から経費を差し引いた利益すべてが自分のものになります。

事務所に所属しているアイドルと違って、事務所に分配される利益がないためです。

人気が出れば出るほどダイレクトに収入アップにつながるのは、セルフプロデュースアイドルの大きなメリットです。

自分らしさを評価してもらえる

セルフプロデュースすることでありのままの自分を発信できるため、世間からは自分そのものを評価してもらえます。

「演じている自分を評価され、本当の自分とのギャップにもがいてしまう」そんなアイドルや芸能人は過去にもたくさんいました。

しかしセルフプロデュースであれば、そのような精神的なストレスを抱えることもありません。

自分の強みをアピールしていけば自分にしかできない仕事をもらえるようになり、自分らしく活動することで自分自身を評価してもらえる。

これはセルフプロデュースならではのメリットでしょう。 

セルフプロデュースで活動するアイドルのデメリット

すべてを自分が決めていくセルフプロデュースにおいては、もちろんデメリットも存在します。

トラブルに発展する危険性もあるため、きちんと理解しておきましょう。

ファンとの距離が近すぎる

フリーでアイドル活動をしている場合は、ファンから舐められてしまうケースもあるようです。

事務所に所属している場合はスタッフが守ってくれることもありますが、フリーの場合は「接触しても大丈夫だろう」「付き合えるかもしれない」という思いを持ったファンが過度に距離を縮めてくる可能性があります。

連絡先の交換を申し込まれたり出待ちされたり、距離感の近いファンが発生した場合でも、自分で対応しなければいけない大変さは、セルフプロデュースアイドルのデメリットといえます。

すべて自分の責任になる

事務所に所属していない場合は、トラブルが起きてもすべて自分の責任になるため、自分で解決するしかありません。

以上の例だけでなく、アイドル活動をしているとさまざまなトラブルに見舞われることもあるでしょう。

そんなとき、頼れる人がいない・責任を取ってくれる人がいないというのは大きなデメリットです。

セルフプロデュースしている有名アイドル一覧

セルフプロデュースを公表している有名アイドル・ 元アイドルの例がこちらです。

彼らは事務所に所属しているためフリーのセルフプロデュースアイドルとは異なりますが、自分たちの魅力を自分たちで研究して発信しています。

【5ステップで解説】アイドルがセルフプロデュースする方法

アイドルがセルフプロデュースを成功させるための5つのステップを紹介します。

各工程を丁寧に実施して、自分の魅力を最大限に発揮できるアイドルを目指しましょう。

STEP1：長所・短所を書き出す

はじめに、自分の長所と短所を書き出してみましょう。得意なこと・苦手なこと、好きなもの・嫌いなものも明確にし、自己分析します。

自分の目線だけではわからないことはあるため、周りの人にも「私の長所は何だと思う？」などと聞きながら分析するとよいでしょう。

【例】

STEP2：憧れの人・理想の自分を書き出す

続いて、憧れの芸能人やアイドル、なりたい自分の像を書き出します。

 これらをできる限り詳しく考えてみましょう。

【例】

STEP3：理想の自分になるために必要な要素や行動を書き出す

なりたい自分の像が定まったら、理想を実現するために必要な要素や行動を書き出しましょう。 

今の自分に足りないことを整理し、理想とのギャップを縮めるための工程です。

克服すべき点・伸ばすべき点を書き出し、具体的な行動を考えてみてください。

【例】

STEP4：期日を決める

理想の自分になるために、いつまでに何をするのかを決めましょう。漠然と「いつかは理想の自分になりたい」と思っていても、ダラダラと時間がすぎてしまってはもったいない！

今日からできることを早速始めてみてください。

【例】

STEP5：定期的に行動を見直す

自分で決めた行動・計画がきちんと実践できているか、定期的に見直しましょう。

「理想の自分になるためには、あとどのくらいのギャップがあるのか」の道のりを再確認することで、最終目標までブレずに進んでいけます。

アイドルを目指すなら金銭的な余裕を持っておこう

アイドルになるには、想像以上にお金がかかります。自分磨きやレッスンのための出費が多いだけではありません。アイドルとしてのチャンスをつかむには都会で活動する必要があるため、生活費が必要です。

特に東京で活動する場合は、アイドルになるための費用以外に家賃や生活費も高額になる傾向が……。

結果として「生活費がないからアイドルをあきらめざるを得ない」という人までいます。

お金のせいで自分の夢をあきらめずに済むように、アイドルを目指す人はアルバイトをよく選ぶことが大切です。

まとめ

セルフプロデュースのアイドルにはメリットもあればデメリットもあります。

それもよく理解したうえで、事務所に所属するべきなのかフリーで活動するのかなどを考慮し、自分が描く理想のアイドルを目指してみてください。

また、アイドルになるにはお金が必要と説明しましたが、忙しいレッスンの合間を縫って、高額な収入を得ることはなかなか難しいものです。

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