もくじ
オーディションの自己PRとは何をするの?
芸能系オーディションに応募する時に必要なのが、応募書類。履歴書などのことですけど、この中で特に時間をかけて書き上げたいのが「自己PR」です。
*履歴書の書き方についてはこちら☟
オーディションの履歴書の書き方を徹底解説!書類審査突破の秘訣を伝授簡単に言うと、「自分について広く知らせること」が自己PRの本質。オーディションの場合だと、審査員に「私はこんな人です」、「こんな強みや特徴を持っています」って伝えてアピールすることですね。
自己紹介は名前や簡単な学歴、職歴やサイズ情報など、表面的なことを伝えるもの。自己PRは、もっと性格的なことや内面、具体的な実績などを伝えるもの。志望動機は、「なぜ応募したのか」という理由を伝えるものだから、これも自己PRとは違います。
自分という人間を深く知ってもらうために、
・他の人よりも追求している趣味
・作品などに対する強い意気込み
・他の人にはないであろう特徴
・自分にしかない魅力
元業界人がため息をついた最悪自己PR
ぼくは、これまでたくさんの女の子の応募書類に目を通してきました。
自分が経営していた芸能事務所に応募してきた女の子や、プロデューサーとして担当していたTV番組や、企画のオーディションに応募してきた女の子のね。
正直、パッと目を通してすぐに不合格にしてしまう女の子の方が多いです。「またこんな感じの自己PRか・・・」とガッカリするんですよね。
ありきたりな内容
どこかで見たことのある文章や内容、言い回しの自己PRがあったら、ぼくは即不合格にしてました。これは応募書類でも面接でも同じ。
審査員は、1日にたくさんの応募書類をチェックします。ありきたりな内容だと、すぐに飽きちゃうんですよね。
A子
B子
C子
100人中、90人くらいがこのような内容。誰にも負けないとか、とても好きとかって、根拠もないし、なんとでも言えちゃうよね。
得意なことも、どのくらい得意なのか、それがどの程度特別なのか詳しく言わないとアピールにはなりません。
まとまりが悪い
自己PRの文章が長ければいいというわけでもありません。
やたら長文で、しかもまとまりがないと、読むだけで疲れます・・・。
まとまりがなさ過ぎると「面倒そうな子だな」とも思ってしまいます。
いくら他の人にはない特徴を持っていても、審査員を疲れさせてはダメ!できるだけ簡潔にまとめることが大事です。
文章のまとまりが悪い子は、具体性がないことが多いかな。
誰が聞いてもイメージできるような具体的な表現を意識すると、自己PRを上手くまとめられますよ。
嘘
オーディションの履歴書の自己PR欄のインパクトに惹かれて面接に呼んでみたら、実は嘘を書いていたという子は、まあまあいました。「カラオケで毎回100点取れる」って書いていた女の子の歌を実際に聞いたら下手だったとか、よくある話(笑)
なかなか見抜きにくいんだよね。これがもしデビュー後に嘘だって発覚したら大変。信用がなくなって、事務所側にも迷惑がかかります。
芸能界で長く生き残りたいなら、嘘はつかないこと!一度でも嘘をついたら、他のオーディションにも受からなくなる可能性があるので気を付けましょう。
インパクト抜群のオーディションの自己PRを作るには
オーディションに欠かせない自己PRで、インパクトを残すためのポイントやコツを教えちゃいます!
ちゃんと意識できれば、書類審査は軽々突破できますよ。
自己PRを作る上で重要な5つのポイント
まず知っておきたいのが、自己PRに必要な5つの要素です。
☞他の人との差別化が重要。見た目とのギャップがあると意外性が増す。
【②趣味を絞り込んで書く】
☞趣味は数よりも質を重視。具体的に、かつ詳細に伝えることが大切。
【③ありきたりな趣味や特技を「特別」にする】
☞一つの趣味を掘り下げて伝える。なんの役に立つのかも伝えたいところ。
【④簡潔にアピールする】
☞シンプルだけど、インパクトのある言葉や表現を使うのがポイント。
【⑤その人の人となりを想像させる特技】
☞賞や実績よりも、その特技への情熱がカギ。向上心があることを伝える。
この5つを意識するだけでも、他の人とは違った自己PR文が書けるようになります。
ほとんどの人は、こういうことを考えずに書いてるからね。
「おっ?他の人と違うかも」と審査員に思ってもらえたら勝ち!
この点を強く意識しながら書いてみよう!
自己PRを上手く伝える構成
次は自己PRの構成のお話。ちょっと難しく感じるかもしれません。
でも、これを覚えておくと、自己PRが劇的に上手くなりますよ。
強く意識したいのは、順番と具体性。この点に注意しながら、次のような構成を心がけてみましょう。
①結論 | 強みや得意なこと、好きなことを先に書く。 |
---|---|
②概要 | 具体的な内容や実績などを伝える。 |
③課題 | 結論に到達するまでに感じた課題や壁、問題などを整理する。 |
④行動 | 課題にどう立ち向かったか、具体的にやったことなどを伝える。 |
⑤結果 | 行動した上で得た結果や成果をまとめる。失敗を書いてもOK。 |
⑥貢献 | 芸能活動をした際に、事務所や作品にどう貢献できるかを、趣味や特技、これまでの行動と絡めながら伝える。 |
このような構成で、かつ自然な流れで自己PRをまとめる女の子がいたら、ぼくなら即採用しますね。
自分を客観的に見れているし、具体性もあるし、ほぼ完璧!
芸能事務所なら、100%所属させます。
オーディションでも、募集してる役は難しくても、他の役で使ってみようって考えるかな。
ただ好きとか得意って伝えるのは簡単。それだけでは審査員の心は動きません。
その好きだったり得意なものに対して、どのように向き合っているのかが重要!
“それを芸能活動にどう活かせるのか”、こちら側としては、それが知りたいんです。
自己PRで審査員が注目する箇所を暴露
そこそこ長く芸能界に携わってきたぼくだからこそわかる、オーディションや事務所関係者の気持ちを暴露します。
特に自己PRで審査員が注目するポイントを3つお伝えしますね。
活躍するための能力を持っているかどうか
将来性のない女の子を合格にするほど、芸能界は甘くありません。
審査員が見ているのは、その子の将来性です。将来、芸能界で活躍できる能力や魅力を持っているかどうか、これをオーディションではチェックしています。
具体的には、
・他の子にはない魅力や特技があるか
・強い意志を持っているか
・物事を冷静に論理的に考えられるか
・対応力や適応力を持っているか
個性があって、丁寧に考えるクセを身につければ、こうした能力を持っていることを伝えられますよ。
自分の自己PRから、これらが伝わるかどうか考えてみましょう!その作業の繰り返しこそ大切です。
人生経験
10代後半から20代の女の子でも、それなりに人生経験があるはず。
一度でも大きな舞台に立ったことがあるなら、それだけでも十分な武器になります。
しかし、そうした注目すべき経験がなくても大丈夫。審査員が知りたいのは、「自分の人生をどれだけ一生懸命生きてるか」ですから。精一杯生きていれば、それも立派な人生経験として捉えてくれます。
・部活や学校行事に一生懸命取り組んだ
・芸能のお仕事に活かせそうなアルバイトを選んでいる
・他の人とは違ったことに積極的に挑戦している
自分を成長させようという意欲が伝われば、良い人生を歩んでいることになります。自己PRにそれを書くことで、ポジティブな印象を与えることができますよ。
その人自身の人となり
能力や経験も大事だけど、その人自身に魅力を感じなければ、審査員は気に入ってくれません。結局は人柄なんですよね。
・純粋でピュアな気持ちを伝えること
・自信を持ってアピールすること
内面が充実していて、人として魅力があることを伝えましょう。
多少不器用でも人間的な魅力があれば、審査員は必ず気づきます。
審査するときには、そこを見てるわけですからね。
他にも審査員が知りたいことは、直接聞いてきます。
オーディションの面接でよく聞かれる質問に関してはこちら☟
まとめ
自己PRは、他の女の子との差別化が何よりも重要!そして、具体的であること。書き終わった後も、何度も見返してください。審査員になったつもりでね。
客観的な視点を持つことで、良い自己PRか悪い自己PRかが見えてきます。送る前だったら何度書き直してもOK。
完璧なものに仕上げてから送りましょう!
オーディションで最終的に合格をもらうためには、自己PR以外にも重要な部分がたくさんあります。
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オーディションに受かる人の共通点も確認しておきましょう!
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