オーディションの履歴書の書き方を徹底解説!書類審査突破の秘訣を伝授

オーディションの履歴書と就職用履歴書は違う

履歴書といっても、芸能系のオーディションと就職・アルバイトでは様式も内容もぜんぜん違います。そもそも芸能界のオーディションに使う履歴書には、決まった形はありません。自由に書いてOK!個性が出せますからね。

もし何を書いていいのかわからなければ、芸能オーディション専用の履歴書を使ってみましょう。

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最近は就職活動に使う履歴書をパソコンで作成する人も増えてます。でも、芸能系のオーディションのために提出する履歴書は、手書きをおすすめします。より個性が伝わるからです。

芸能事務所の人やプロデューサー、演出家などは、応募する女の子のことをできるだけ詳しく知りたがってます。文字の特徴や、丁寧に書いてるかどうかで、その子の性格もわかったりするんですよ。

筆者
業界人N
字があまり綺麗ではなくても、手書きにこだわった方が良い印象を持ってもらうことが出来るってわけですね。

オーディションの履歴書(応募用紙)にある項目とは?

オーディションに応募するときに書く履歴書や応募用紙。これには、どのような項目を書くのでしょうか。

一つずつ説明していくので、自分で履歴書のレイアウトをする人はこれを参考に作ってみましょう。

①個人情報(氏名・住所等)

個人情報というのは、「名前」「住所」「電話番号」などのこと。
これがないと、どこの誰かわかりませんよね。

特に電話番号は間違えないようにしてください。すでに成人していて親に知られたくない女性は、携帯電話の番号を書いておけばOKですよ。

②サイズ

サイズというのは、身長や体重、スリーサイズのこと。つい見栄を張って体重は軽く、ウエストは細く書いてしまいがち。

筆者
業界人N
でも、これはやめた方がいいですね。履歴書には写真も貼るので、サバを読んでもバレてしまいます。

明らかにウソをついていると思われると逆にイメージダウン。できるだけ正確に書いておきましょう。

デビューしてからの公となるプロフィールには多少盛った情報を書くことになるかと思いますが、オーディション時点では正直に書く必要があるという事です。

③学歴・職歴・芸歴

学歴は、中学校や高校、大学の入学・卒業年月を書けばOKです。現在大学に通っている人は何年生か書いておきましょう。

職歴は、アルバイトなどの経験を書きます。過去のバイトと現在のバイト、両方書いておくこと。会社員も同じですね。

芸歴は、これまでの芸能活動があれば記載しておきましょう。お芝居やダンスのレッスンを受けたことがあるなら、それも書いておくといいですよ。

④志望ジャンル

芸能界で、どのような活動をしていきたいのか書いてください。「女優」「グラビアタレント」「モデル」「歌手」など、興味のあるお仕事を書いてアピールしましょう!

なぜそのジャンルに興味があるのか、誰に憧れているのかも書いておくといいですね。意欲が伝わりますよ。

⑤写真

履歴書の中でとても大切なのが写真!その人の顔やスタイル、印象がわかるものなので、自分史上最高の写真を貼り付けておきましょう。

芸能オーディションの場合、顔と全身の写真を送るのが一般的。ここも就職やバイトの応募書類と違うところですね。

写真は履歴書にしっかりと貼っておきましょう。アピールしたいからといって何十枚も送るのはNGです。

何度も撮り直して、その中から出来の良い写真を厳選して送ってください。万が一履歴書から剥がれても誰の写真かわかるように、裏に名前を書いておきましょう。

オーディションの写真の撮り方について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ☟
書類審査に通過するオーディション写真の撮り方|撮影時の服装・メイク

⑥免許・資格

もし持っている免許や資格があれば、全部書いておきましょう。就職とは違い、応募先のオーディションやジャンルに関係のない免許や資格を記載しても大丈夫です。

・運転免許
・英検
・調理師免許
・ソムリエ資格
・柔道や剣道の段位

などなど、国家資格や民間資格などにかかわらず書いてしまってOK。
芸能界にはいろんな仕事がありますからね。

面接で話が広がったり、印象を残すための武器になりますよ。

⑦趣味・趣向・特技

趣味や特技に関しても、なんでも書いてしまいましょう!

・漫画
・絵を描くこと
・スポーツ
・映画鑑賞
・散歩
・読書
・美容
・ゲーム
・筋トレ
・食べ歩き
・グッズ収集

ちょっと変わった趣味や好きなことでも、芸能界なら仕事につながる可能性があります。むしろ、他の人とは違う趣向を持っていた方が興味を持ってもらえますよ。

⑧志望動機・自己PR

志望動機は、「なぜ芸能界を目指したのか」、「なぜそのオーディションへ応募したのか」、これを丁寧に書いてください。

自己PRも、しっかりと考えて書きましょう。自分の気持ちや意志、自信などがちゃんと伝わることを意識するのがポイントです!

⑨家族構成

これは、親や兄弟姉妹などの情報のことです。
一緒に住んでいる家族を書きましょう。

すでに一人暮らしをしている女性は、実家に暮らしている家族などを記載してください。ペットなども書いておくと、面接の時に話が弾むかもしれませんね。

⑩保護者同意欄

未成年者の女の子の場合は、保護者の同意が必要です。
親などに保護者同意欄への記載と捺印をお願いしましょう。

もちろん、親に内緒で自分で書いてしまうのはNGですよ。
成人している女性の場合は、特に気にしなくても大丈夫です。

元業界人の経験則!この3項目をこだわるのが吉

筆者
業界人N
ぼくはTV局のプロデューサー業をしたり、芸能事務所の経営をしたりしてました。もちろんオーディションにも携わった経験あり。

そんな元業界人が、芸能事務所やオーディションへ応募するときの履歴書の書き方を教えちゃいます!

特にこだわりたいのは、「自己紹介」、「自己PR」、「志望動機」の3点!それぞれコツとポイントを伝授します。

自己紹介

自己紹介は、自分を知ってもらうために必要不可欠な項目です。「簡潔に」「自分の言葉で」「インパクトを残す」これが自己紹介のポイント!

女優志望なら「アカデミー賞を取る女優になります!」なんて書いても大丈夫。審査員の印象に残りやすいし、「一度会ってみたいな」と思わせることができるはず。ぼくが審査員なら思います。

会ってもらわないと話になりません。思わず会いたくなるようなインパクトのある自己紹介文を意識しましょう。

志望動機

番組や作品、事務所のオーディションの志望動機はとても重要です。一生懸命考えて書いてくださいね。ポイントは、「他の応募者とかぶらないこと」「できるだけ具体的であること」「強い意志が伝わること」です。

自分の思いを言葉にするのって難しいですよね。でもそれができないと、相手にはちゃんと伝わりません。

「ありきたりじゃないかな?」、「抽象的になってないかな?」みたいに、自分の書いた志望動機を何度も見直してみること。これを繰り返すと、少しずつ“伝わる志望動機”になっていきます。

「この子は自分の気持ちを伝えようとしているな」ということがわかれば、必ず会いたくなってくれますよ。ひとまず書類審査は突破することができるでしょう。

自己PR

自己PRにも、もちろんコツがあります。「自信のあるところを書く」「控えめにならない」「文章をまとめる」このようなポイントを意識して書いてみてください。

筆者
業界人N
芸能関係者は自信のある女の子が大好きです。そういう子を使いたくなるものです。ぼくもそうだったし、他の業界関係者も同じ。自信があまりない子も、堂々と書いてガンガンアピールしましょう!

自己PRについてさらに細かいポイントやコツを知りたい方は、こちらの記事をチェックしてください。審査員の印象に残る自己PRが書けるようになりますよ。
オーディションの自己PRの作り方|女優・モデルを目指すなら超必見!

オーディションの履歴書の送り方

オーディション用の履歴書を送る時には、郵送方法にも要注意!ここでも印象が良くなったり悪くなったりします。まず、履歴書などの応募書類を必要以上に折らないようにしないといけません。

折るとしても1回まで。例えば、広げた時のサイズがA3の用紙を1回だけ折ってA4サイズにするとか。もしくは、B4サイズの用紙を1回だけ折ってB5サイズにするパターンもありますね。

それを大きめの封筒に入れて郵送してください。何度も折ると読みにくくなりますし、写真が折れてしまう可能性も・・・。これでは相手に対しても失礼です。
応募書類はクリアファイルに入れること。それを封筒に入れてください。

書類を直接入れると、送中に傷や汚れがつく可能性があるので危険です。綺麗な状態で届くようにしましょう。

封筒の表には送り先を書き、赤字で「履歴書在中」や「応募書類在中」などと書いておけば完璧!そして裏には、自分の住所と名前を丁寧に書いておきましょう。

まとめ

書類審査から始まることが多いオーディション。最初の審査を突破しないと、直接会ってアピールすることができません。

それほど、履歴書はとても重要なんです!個性を出すために、手書きで作成するのがおすすめ。

特に「自己紹介」、「自己PR」、「志望動機」の内容にはこだわってください。
必要な情報をしっかりと入れつつ、わかりやすくまとめるのがコツですよ。
よく考えて丁寧に書けば、気持ちや意志はちゃんと伝わります。

何度も何度もオーディションに参加していると、履歴書も使いまわしたり適当になりがち。これは良くありません。常に全力で履歴書を書くことを忘れないでくださいね。

オーディションの面接に関して詳しく別の記事で解説しています。
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