芸能人で確定申告が必要な人・経費で落とせるもの【保存版】

芸能人は、駆け出しの女優やモデルも含めて、みんな確定申告をしています。
でも、確定申告って難しそうですよね。大丈夫。

基本を押さえれば、簡単に書類作成から申告までできますよ。
この記事では、芸能人の確定申告の手順から、落とせる経費の種類やパターン、確定申告を楽に済ませる方法まで解説します。

芸能人で確定申告が必要な人


お仕事をして収入を得ていれば、基本的には確定申告が必要です。
芸能人の場合は、ほとんどが個人事業主。

所属事務所との契約は雇用契約ではなく、マネジメント契約となっているケースが多いです。副業などでも稼いでいる人は、そちらの分も申告しないといけません。

事務所と雇用契約を結んでいてお給料を受け取っている芸能人もいます。
その場合、芸能以外の副業をしていれば、そちらは確定申告の対象になりますよ。

筆者
業界人N
すでに芸能事務所に所属していて、自分が個人事業主か給与所得者かわからない場合は事務所に確認しましょう。

芸能人・タレントの確定申告の手順3つ


1人の女優(Aさん)の例で、確定申告の手順を考えてみましょう。
あくまでも例なので、ざっくりとした流れとして捉えておいてくださいね。

ちなみにAさんは芸能事務所に所属していますが、個人事業主です。

①確定申告に必要な書類を確認する

まずAさんがしたのは、確定申告書を作成するのに必要なものを確認し、集めること。

  1. 確定申告書
  2. 収支内訳書
  3. 支払調書or源泉徴収票
  4. 領収書
  5. 各種控除を受けるための証明書(保険関連など)
  6. 帳簿

Aさんは個人事業主で、かつ白色申告なので、確定申告書B収支内訳書を用意。

所属している芸能事務所から支払調書も受け取り、仕事で使ったものを買った時などのレシートや領収書も揃えました。

Aさんは国民年金に加入しているので、国民年金保険料控除証明書も用意。

帳簿には、仕事をした日付や仕事内容、報酬金額などが記載されています。
Aさんは、仕事をした際には自分でこれを作成。
芸能人はこうした作業も行った上で確定申告を進めていかないといけません。

②必要な書類に記入する

Aさんは、書類の作成に入りました。
まず作成したのは収支内訳書。
事務所から受け取った支払調書や帳簿、領収書などをチェックしながら売上や経費などを記入していきます。

収支内訳書の作成が終わったら、確定申告書Bの作成です。

こちらには収支内訳書を参考に、「所得金額」や「国民年金保険料控除証明書」の内容を記載していったAさん。

ちなみにAさんは、e-Taxシステムを使って確定申告書を作成。
パソコンで作成できて、しかも必要な計算も自動でしてくれるので、とても便利です。

③税務署に提出する

Aさんは、確定申告書の作成こそパソコンを使っていますが、オンラインで申告する体制を整えていません。そのため、作成した確定申告書をプリントアウトし、郵送で税務署に提出しています。

確定申告書の控えに収受日付印を押してもらうため、返信用の封筒に切手を貼って同封しました。

確定申告は、通常では毎年2月16日から3月15日の間に書類を提出しないといけません。

Aさんは受付を開始した直後に税務署に提出。
毎年、期限を守ることを心がけています。

芸能人が経費で落とせるもの


確定申告をする際に欠かせないのが、経費の計上。
この経費は収入から引くことができるんです。

つまり、経費が多ければ多いほど所得が減って、収めなければならない所得税も減るということ。

嘘の申告はダメですけど、経費をしっかりと計上して税金対策をしておくことは、芸能人にとっても重要なんですよ。

・・・ということで、芸能人が経費で落とせるものの例をいくつかピックアップしてみましょう。

交通費

電車やタクシー、飛行機などを利用した際の交通費、これは経費として計上できます。
ただし、仕事で使ったもののみです。

  • オーディションに行くために支払った電車代
  • 現場に行くために支払ったタクシー代
  • 事務所の人と会うために使ったバス代

など、仕事と関連していれば、これは経費として認められますよ。

衣装・小物

芸能人ですから、衣装を購入することもあるでしょう。
特に駆け出しの頃は現場に衣装が用意されていないことも多いですからね。

私服で番組に出たり、雑誌のモデルをする場合には、その衣装や小物を経費として計上することも可能です。

筆者
業界人N
交通費と同じで、プライベートで使うものとして購入した洋服やバッグなどは、経費として認められないので要注意!

もし仕事でもプライベートでも使うものであれば、どちらにどの程度の割合で使ったのかを考えてみましょう。

仕事で3割、プライベートで7割なら、衣装や小物の代金の3割分であれば経費として計上することができますよ。

打ち合わせ時の飲食代

飲食代も経費として落とすことが可能です!
ルールは同じ。お仕事で使ったかどうかがポイントですね。

女優やモデル、タレントの場合は、打ち合わせで飲食するケースがほとんどでしょう。
ただ、若い女性の場合、相手が払ってくれることが多いので、あまりこの経費を計上する人はいないでしょうね。

もし自分が支払った場合には、レシートを保管しておくこと。
確定申告の際に、それを参考に書類を作成していってください。

SNS利用のスマホ代

スマホ代も、お仕事で使った分だけは経費として計上できますよ。

例えば、仕事用のアカウントを使ってSNSを利用している人とかね。
この場合は、お仕事で自分の情報を発信しているわけだから、それにかかった通信費などは経費として落とすことが可能です。

筆者
業界人N
中には、お仕事用のスマホとプライベート用のスマホを分けている女性もいるかもしれません。
その場合、通信費だけではなく、お仕事用のスマホの端末の購入金額も計上可能。

計上できるものは計上して、納める税金の額を少しでも節約したいところですね。

芸能人のSNS利用に関してこちらの記事で解説しています。
有名になりたい芸能人がTwitterをやるメリット&デメリット インスタ(Instagram)のフォロワーを増やして有名芸能人に! 自分を売りこむチャンス!!芸能人がYoutubeを始める理由とは?

美容院・エステ代

芸能人といえば、美容!
お仕事のために美容院に行ったりエステに行ったりしますよね。
もちろん、これも経費として認められますよ。

ただ、衣装などと同じで、全額計上するのは、少し難しいかもしれません。

例えば、女優さんがドラマでホステスの役をすることになって、役作りのために美容院に行って髪の毛を盛ったとしましょう。

この時に支払ったお金は、経費として丸々計上できますよね。
役が終われば髪の毛も元に戻すでしょうから。

ただ、ホステス役でドレスを着ることになったので、エステに行って肌を綺麗にした、というケースは微妙です。

役が終わっても、お肌の状態を元に戻すことはないからです。
このケースだと、エステ代の数割程度は経費として認められるかもしれません。

芸能人が通うエステサロンについてはこちらで紹介しています。
芸能人がお忍びで通うエステサロンを紹介【憧れの芸能人に近づく】

副業の確定申告も忘れずに!


芸能界のお仕事一本で食べていけない頃は、副業もすることになるはずです。
副業でも収入があれば、基本的に税務署に申告しないといけません。

もし時給制で雇われているなら給与所得となり、完全出来高制で働いているのであれば事業所得となります。

アルバイト先から源泉徴収票を受け取るなどして、収支内訳書や確定申告書に収入額を記載しなければならないのは同じ。経費ももちろん計上しておきましょう。

筆者
業界人N
所属事務所などにバレずに副業がしたいなら、個人事業主として働けるアルバイトを選んだ方がいいですね。
例えば、高級クラブでのお仕事など。

クラブごとにシステムは違うんだけど、ぼくが知っているところだと高級クラブのチックは個人事業主として働けますよ。

マイナンバー制度が導入されて、「副業がバレるのではないか」と心配する人もいますけど、大丈夫です。
バイト先にマイナンバーを伝えても、それがよそに漏れ出てしまうことはありません。

しかも「チック」のような高級クラブは、未経験から始めても短時間で高収入を得ることが可能。

収入が多いと、確定申告の作業も楽しくなりますよ。
自分がどれだけ頑張ってお金を稼いだのかがわかりますからね。

まだ売れていない芸能人の副業事情についてはこちらの記事で紹介しています。
芸能人の”副業”の実態に迫る!本業とは別に仕事をする芸能人たち

芸能人で個人事業主なら税理士に任せる方法も


芸能人は確定申告の作業などを税理士にお任せする人が多いです。

もし個人事業主として活動しているなら、自分で会社を作って芸能事務所と業務提携する形にするのもあり。

というよりも、この形がシンプルで楽です。自分の会社で税理士を雇って、経理関係を丸投げしてしまえばいいわけですから。

筆者
業界人N
その場合でも、レシートや領収書はしっかりと保管しておきましょう。
中には、「これは経費にしてもいいのかな?」と思う出費もあるはず。それも税理士に相談して判断してもらえばOKです。

ちょっと前に、チュートリアル徳井さんの税金未納問題がありましたよね。
自分の会社を設立し、最初は税理士にお願いしていたものの、その後は税理士と契約を解消してしまったようです。

結局自分でも確定申告をしなかったので、問題になってしまった・・・というわけですね。
連日TVなどで、「申告漏れ」と騒がれ、中には「所得隠しだ」、「脱税だ」と犯罪者扱いも受けてしまいました。

税理士にお願いせず、何もしないままでいると、このような問題になってしまいかねません。
仕事がゼロになるリスクもあります。芸能人として活動することになったら、できれば税理士にお任せした方がいいでしょう。

まとめ

芸能人のほとんどは、個人事業主。
自分で確定申告をして納税しないといけません。面倒だけど、これは義務です。

注意したいポイントは、経費と副業。芸能人は仕事とプライベートとの境が曖昧なことも多いです。経費もちゃんとしないと、税務署に指摘されてしまうので要注意!

副業は、選択するお仕事さえ間違わなければ、しっかりと稼げて事務所にもバレません。
でも確定申告は必要ですよ。

もし面倒なら、税理士さんにお任せしちゃってOK!その方が楽だし、トラブルもありません。

芸能人の中には、お給料制の人もいます。芸能事務所によってさまざま。
芸能事務所とお給料の関係などについての詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。

自分の給料は安い?芸能事務所の給料形態と取り分を解説!【まとめ】