読者モデルとパトロンの関係性と出会いのきっかけについて

「パトロン」とは、経済的に支援してくれる人を指します。

下積み時代が苦しいといわれるモデル業界には「パトロンがいるのでは」とかねてからウワサされていました。

本記事では、その実態について調査し解説しています。

さらに、これから読者モデルを目指す人・現在読者モデルとして頑張っている人に向けて、パトロンとの出会い方やメリット・デメリットについて紹介します。

経済的に余裕がない読者モデルの悩みを解決することにもつながりますので、ぜひ最後までご覧ください。

読者モデルにパトロンはいるのか？

読者モデルは単発の仕事が多く、ライバルとなるインフルエンサーも多いため、収入が少ないモデルが大勢います。

生活するため、芸能活動を続けるためにも、パトロンをつくる動機は十分にあります。

そこで、読者モデルにパトロンがいるのかどうか、実態を調査しました。

売れていない読者モデルにパトロンがいるかも

収入事情の苦しさから、売れていない読者モデルにはパトロンがいる可能性は十分に考えられます。

そもそも読者モデルは、読者のなかから選ばれた一般人です。

他の仕事をしながら、撮影がある度に単発で参加している「副業」の一種です。

よって、売れていない読者モデルは仕事が少なく収入が低いため、モデル業だけでは食べていけないケースも多いです。

読者モデルから専属モデルにならない限り、一回あたりの撮影ギャラは安く、1カ月の収入が5万円程度ということも少なくありません。

交通費が支給されない場合は赤字になる場合もあります。

調査の結果「私にはパトロンがいます」と公にしているモデルがいるわけもなく、残念ながら実情ははっきりしませんでしたが、お金に困っている様子の書き込みは多く見つかりました。

さらに「パトロンを探したい」とネットやSNSに匿名で投稿しているモデルを発見したことから、なかには本当にパトロンを手に入れたモデルもいるのではないかと推測できます。

人気の読者モデルにパトロンがいる可能性は低い

人気の読者モデルにパトロンがいる可能性は低いといえます。

収入が安定してパトロンが必要でなくなるほか、万が一パトロンの存在が外部に漏れた場合のリスクが非常に大きいためです。

後に紹介しますが、読者モデルがパトロンを持つには大きなリスクが伴います。

パトロンの存在がバレれば、モデル業が続けられない、芸能界にいられないなど、将来を大きく変えてしまう結果になりかねません。

上記のようなリスクをとっても、なおパトロンがほしいと思うのは、経済的に苦しいモデルに限られるといえるでしょう。

読者モデルとパトロンが出会うきっかけ

実は、パトロンになる人と出会う難易度はそう高くありません。

出会うきっかけには上記の3つの例があげられますが、身近なところに出会いは転がっているからこそ十分に気をつける必要がある、と覚えておきましょう。

3つの出会いの場について、注意事項とともに解説します。

仕事を通して出会う

読者モデルは仕事でさまざまな現場を経験するため、多くの人と触れ合う機会があります。

• ファッションの撮影会
• ファッションのイベント会場
• 雑誌インタビュ

その場にいるスタッフと仲良くなったり、仕事仲間と打ち解けたりすることで、自分を支えてくれる存在に出会うかもしれません。

上手なお付き合いができれば金銭的なサポートだけでなく、仕事をもらえる可能性もあります。

しかし一度トラブルになれば、仕事に呼んでもらえなくなったり、関係者にウワサを流されたりと、その後の仕事に多大な影響が出る危険性も含んでいます。

上手なお付き合いをするためにも、後に紹介する「パトロンを作るときの注意点」をよく理解しておいてくださいね。

SNS経由で出会う

現在ではSNSも出会いの場になっていて、InstagramやTwitterのダイレクトメッセージで簡単にやりとりができるので、パトロンを探すのはそう難しくはないでしょう。

しかし、SNS上では顔が見えないため、相手をどれほど信用できるかは不透明です。

実際に会うと態度が違う・メッセージでのやりとりをSNSで暴露されるなど、トラブルに巻き込まれる可能性があります。

SNSは匿名で利用できるため、怪しい人物もいます。

もしも会ってみたい人がいたら、2人きりで会わない・お昼の時間帯に人が多い場所で会うなど、対策したうえで話をしてみてくださいね。

信頼できる人物であるかどうかをしっかり見極めてから、適切なお付き合いをしましょう。

水商売の場で出会う

収入が厳しい読者モデルは、短時間で高時給の水商売で生計をたてているケースもあります。

水商売の場に訪れる人は比較的裕福な傾向があることから、自分を気に入ってくれる人がいればパトロンにもなり得るでしょう。

ただし「キャバクラ嬢と客」という関係で長期間金銭を受け取っていた場合、後々トラブルになり返還請求される可能性もあります。

過去には裁判沙汰になった事例もありますので、付き合い方には十分注意しましょう。

読者モデルにとって水商売は、仕事やレッスンの隙間時間に短時間で高時給を稼げる、とても効率のよいアルバイトです。

モデル業にも通じるスキルや人間関係を身につけられるというメリットもあるため、読者モデルの収入が少なく困っている人は試してみるとよいですよ。

読者モデルにパトロンがいることのメリット

読者モデルにパトロンがいるメリットは3つあります。

• 金銭的に支援してもらえる
• 仕事の相談にのってもらえる
• 人脈が広がる

パトロンが本当に信頼できる人であれば、読者モデルの活動を続けるうえで、たくさんの恩恵を受けられますよ。

それぞれ具体的に解説します。

金銭的に支援してもらえる

パトロンを持つ一番のメリットは、金銭的に援助してもらえることです。

読者モデルの多くは自身のSNSでセルフブランディングを行っていますが、その中身にも大きく影響するでしょう。

金銭的に余裕があるメリットを3つ紹介します。

パトロンがいると、上記のように華やかでモデルらしい生活をアピールできるきっかけになり得ます。見ている人たちが憧れるほどの存在になれば、フォロワー数の増加や仕事の増加も期待できますよ。

【スカウトされる】

読者モデルをSNSやブログを見てスカウトする雑誌社もあるため、セルフブランディングが成功すれば仕事のオファーが自然に集まるようになるでしょう。

【オーディションを受けらえる】

交通費を気にしなくてよいため、多くのオーディションを受けに行けます。積極的に仕事獲得に向けて活動できるため、最終的には収入アップも目指せます。

仕事の相談にのってもらえる

他人に金銭的な援助をできるほどの人は、経済的に成功をおさめた人も多いでしょう。

会社の経営者・大手企業の重役・実業家など、ビジネスに精通した人物なら、自分の仕事の方針やブランディング方法などを相談でき、よき理解者になってくれるかもしれません。

読者モデルから専属モデルになるために本気で努力している姿、ひとつひとつの仕事に真剣に取り組む姿など、本気で頑張る姿勢が伝われば、自然に応援したくなる心理も働きます。

パトロンになれるような人には、成功するまでに苦労した経験がある人も多いでしょうから、「頑張ってほしい」「応援したい」との思いで、精神的にもサポートしてくれるかもしれませんね。

人脈が広がる

経済的に余裕のあるパトロンの知人・友人は、同じように経済的な成功者が多い傾向にあります。

そのため、パトロンとうまくお付き合いできれば、普通なら知り合えないようなすごい人とも仲良くなれるチャンスが生まれるのです。

上記のような人と知り合えたら、仕事にも役立つような人脈を築けるチャンスです。読者モデルとしてキャリアアップを目指すにしても、万が一他の仕事を選ぶことがあっても、一度築いた関係はかけがえのない財産になります。

良好な人間関係を継続できるよう、パトロンにも他の人にも丁寧に対応するよう心がけましょう。

読者モデルにパトロンがいることのデメリット

メリットがたくさんある一方で、パトロンとの関係性が悪化すると深刻なトラブルに発展する危険性がある、というマイナスな側面も覚えておかなければなりません。

• 暴露されるリスクがある
• 呼び出されるたびに相手をする必要がある
• 読者モデルの友人を紹介してほしいとせがまれる

長く読者モデルの仕事を続けるためにも、デメリットも知っておいてくださいね。

暴露されるリスクがある

売れていないモデルがパトロンの存在を暴露されても大きな問題になりにくいですが、売れているモデルとなると話は別です。

読者モデルとして順調にキャリアを積んで有名になったとき、パトロンの存在を暴露されると取り返しのつかない結果になる可能性があります。

健全なお付き合いをしているパトロンならまだしも、万が一「体の関係がある」と世間にバレればひとたまりもありません。

SNSで暴露されたり週刊誌に情報を売られたりすれば、モデルの仕事を続けられない・芸能界にいられないという最悪の結果になってしまうケースも考えられるのです。

モデルとして長く活躍したいなら、本当に信頼できる人とのみ、健全なお付き合いをするよう心がけましょう。

呼び出される度に相手をする必要がある

パトロンに気に入ってもらえたら、食事や外出のお誘いを受けて自分の時間を削る必要も出てくるでしょう。

• 唐突な飲み会のお誘い
• 休日の食事のお誘い
• 夜遅い時間のお誘い

パトロンがいるメリットは大きいですが、一方でそのメリットを得るためには相応の努力も必要です。たとえ気乗りしなくても、相手をしてご機嫌をとらなければならないときもあるでしょう。

自分のメリットだけを考えるのはやめ、お相手をするというのは「お互いにとって」よい関係で居つづけるために必要な対応だと理解してください。

読者モデルの友人を紹介してほしいとせがまれる

パトロンのなかには「かわいい女性」「モデルの女性」とのつながりを多く求めている人もいます。

そのため「読者モデルの友人を紹介してほしい」と何度も繰り返しせがまれるケースがあり、上手にあしらえない人は困ってしまうのです。

「簡単に引き合わせてよいのか」「違う子に乗り換えられてしまったら困る」など、悩みを抱えてしまうと、パトロンとの付き合いがおっくうになる場合もあるでしょう。

言うことを聞きつづけていると、要求がどんどんエスカレートする可能性も考えられるので、できないときは「できない」とはっきり断ることも大切です。

読モがパトロンをつくるときの注意点

問題が多いパトロンとの付き合いがあると、読者モデルとしての仕事が激減したり、深刻なファン離れが起きたりする可能性があります。

そこで、読者モデルがパトロンを作るときに注意すべき3つのポイントを紹介します。

大切なポイントを守って、適切でよい関係を築きましょう。

適度な距離感を保つ

簡潔にいうと、男女の仲にならないよう、適度な距離感を保つことが大切です。

• • 断るときははっきり「NO」と言う
  • 恋愛関係にならない
  • 求められても一線を越えない

いくらお世話になっているからといって、恋愛関係になったり体の関係になったりすると、後々トラブルの原因になりかねません。

別れたときに、これまで受け取っていたお金をすべて返還するよう求められたり、過去の関係を暴露されたりする危険性があります。

よい関係で長くお付き合いをするためにも、適度な距離を保って、はっきりものが言える関係を目指しましょう。

写真を一緒にとらない

パトロンとの親密な様子を写真に撮るのはやめましょう。

前述したように、パトロンを持つデメリットは「暴露される可能性がある」という点です。

パトロンが写真を持っていれば、SNSやネット上で拡散される危険性があり、本人がいくら否定しようと動かぬ証拠となってしまいます。

過去にも、プライベートの写真が流出したせいで芸能界を追放されたり、一定期間の活動休止に追い込まれたモデルや芸能人がいます。

経済的な支援をもらって、心に余裕ができたときこそ要注意です。パトロンとのお付き合いは、証拠を残さないように気をつけましょう。

仕事の機密事項を話さない

「読者モデルとして知り得た情報は絶対に話さない」「聞かれても答えない」を徹底しましょう。

パトロンといえど、絶対に自分を裏切らないとは限りません。事務所・仕事について話した内容を暴露される可能性もゼロではないのです。

たとえ悪意がなかったとしても、パトロンが撮影のスケジュールを周りにポロッと漏らすだけで、撮影に人が殺到する・交通障害が発生するなどして悪影響を及ぼす可能性があります。

パトロンに限った話ではありませんが、自分が話した内容が第三者に漏れる危険性があると、十分に認識してください。契約違反を犯せば仕事がもらえないだけでなく、事務所を解雇されるケースもあります。

「規則を知らなかった」では済まないので、情報漏えいを防ぐためにも事務所との契約書を再度確認し、守秘義務について改めて認識しましょう。

まとめ

「自分はパトロンを作る勇気がない。でも、経済的に苦しくて解決策がほしい」という人もいますよね。本記事では、パトロンのメリットだけでなく、危険性についても掘り下げましたので、そう思うのも無理はありません。

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