パーツモデルとはどんな仕事？仕事の種類や撮影現場・収入のリアルを徹底解説！

パーツモデルとは、身体の一部のパーツを使ってモデル活動する人たちのことです。

CMや雑誌などの広告に出る仕事で、一定の需要があります。

しかしメジャーな仕事ではないため、その詳細を知らない人も多いのではないでしょうか？

本記事では、

といった疑問にお答えします。

パーツモデルの仕事に興味のある人は、ぜひ最後までご覧ください。

顔出ししない！パーツモデルとは

パーツモデルとは、その名のとおり「身体のパーツを用いてモデル活動する人」のことをいいます。

詳しくは後述しますが、髪・手・脚などの他にも、さまざまな部位を用いて撮影します。

例えば、ボディソープのテレビCMで、脚や腕に泡を乗せているシーンを見たことはありませんか？

モデルの顔が見えない状態で身体の一部のみが映っているシーンでは、パーツモデルが演技している場合が多いでしょう。

パーツモデルになれる性別

パーツモデルは、女性だけの仕事ではありません。男性も女性も一定の需要があります。

コスメやボディケア用品などの紹介で女性が多く起用されるイメージがあるかもしれませんが、男性用のボディケア用品の撮影には男性のパーツモデルが必要です。

性別を問わず目指せる職業だといえますね。

パーツモデルになれる年齢

赤ちゃんからお年寄りまで、必要とされるパーツモデルの年代はさまざまです。

ベビー用品の撮影なら赤ちゃんのパーツモデル、高齢者向けの商品の撮影ならお年寄りのパーツモデルが求められるでしょう。

宣伝する商品やサービスの内容に適した年代のパールモデルが必要であるため、年齢に左右されない仕事です。

パーツモデルを目指したい人は、年齢を理由に諦める必要はありません。

パーツモデルの種類と仕事内容

パーツモデルは、身体のどのパーツを用いて撮影するのでしょうか？

需要があるパーツと、それぞれにどのような美しさが求められるのかを紹介します。

パーツごとに求められる条件はありますが、大きな違いはありません。

また、今回紹介している条件に当てはまらなくても大丈夫です。

パーツモデル募集の条件によっては「家事を頑張っているお母さんの手」「ほうれい線がある口元」「シワがある目元」など、需要はさまざまです。

商品を小さく見せたい場合は大きい手を求められますし、その逆もあり得ます。

それぞれのパーツは「こうでなければならない」と決めつける必要はありません。

パーツモデル撮影現場のリアル

パーツモデルの仕事はどのように進むのでしょうか？

実際の撮影日のスケジュール例を紹介します。

今回紹介するのは、顔出しする主演モデルがいるケースです。

パーツモデルは、主演のモデルと同じメイク・服・ネイルをして撮影に挑みます。

以上のように、パーツモデルの待ち時間が長いのは日常茶飯事で、10時間近く待って撮影が数分で終わることもあります。

パーツモデルの年収はいくら？リアルなギャラ事情

待ち時間が長く、ある種過酷な仕事ですが、パーツモデルの仕事ではどのくらいの収入が得られるのかを紹介します。

パーツモデルの経験やレベルによって相場は異なりますが、大まかなギャラは1回の撮影で2〜8万円程度といわれています。

売れっ子のパーツモデルのなかには10万円以上のギャラを得ている人もいますが、ごく一握りです。

1回の撮影のギャラが2万円で、月に撮影が2回あるとしても、年収は48万円。

しかも一般的なモデルとは異なり、撮影が頻繁にあるとは限りません。1カ月に1度も撮影がなく、収入が0というケースも往々にしてあります。

さらに悪いことには、撮影のための移動費が自腹のケースが多いことです。最悪の場合、撮影に参加すると赤字になってしまうことも考えられます。

以上から、パーツモデル一本で生活するのは厳しいといえるでしょう。

また、パーツモデルは自分の身体を商売道具にしているので、ケアが欠かせません。

ケアにお金がかかるうえ、収入が不安定だと心配ですよね。

パーツモデルを目指す人は、他にアルバイトすることを検討するとよいでしょう。

「パーツモデルを副業としてやりたい」という人もいると思いますが、撮影が平日に行われるケースが多いです。一般職に就きながら活動するのは難しいかもしれません。

パーツモデルになるには

パーツモデルは収入面で厳しい仕事ではありますが、やりがいや楽しさも大きな仕事です。

ここでは、パーツモデルになる方法を紹介します。

日頃のケアを徹底する

パーツモデルに欠かせないのが日頃のケアです。各パーツで必要なケアの例を紹介します。

モデル事務所に所属する

パーツモデルとして活動するには、事務所への所属が一番の近道です。

フリーで活動しているパーツモデルもいるものの、自分で営業する必要があったり、営業文をなかなか読んでもらえなかったりとハードルが高いです。

手っ取り早くパーツモデルになりたい人は、パーツモデルを募集している事務所に応募してみましょう。

ただし、事務所選びは慎重に行わなければなりません。以下では注意事項を紹介します。

事務所を決める際の注意点

事務所を選ぶ際には、本当にパーツモデルの斡旋が可能な事務所なのか、過去の実績を確認しましょう。

パーツモデルの募集とうたって、実際にはそのような仕事を請け負っておらず、アダルト関連の仕事を斡旋する事務所だったというケースもあります。

悪徳事務所に騙されないように、過去にパーツモデルの仕事を請け負っている実績があるかどうか、調べたり質問したりして確認してください。

オーディションや撮影時の注意点

また、信頼できる事務所だと思っても、撮影に参加するとヌードモデルの撮影を受け入れるよう強要された悪質なケースもあります。

トラブルを避けるためにも、オーディションや撮影参加前に、事務所の口コミや実態を調べて安全かどうか確認してください。

パーツモデルの収入を上げるには

事務所に所属できたら、次にパーツモデルとして活躍し、収入を上げる方法を考えましょう。

ここでは、オーディションに勝ち抜き、仕事を増やすための2つの秘策を紹介します。

クライアントの要望を理解する

パーツモデルの仕事で大切なのは、クライアントの要望を理解する力です。

例えば、オーディションでは応募者のパーツを見比べて選ぶようなことはあまりありません。

ほとんどが実演テストなので「クライアントはこの商品をどのように見せたいのか」を汲み取って、それに準じた演技をする必要があるのです。

パーツモデルとして活躍している金子エミさんは、ヘアムースの仕事で「手がきれいだから、ではなくヘアムースを丸く出すのが上手だった」ことから合格したそうです。

以上のようにパーツモデルの仕事は、ただ美しく撮影してもらうのが目的ではありません。アピールしたい商品やサービスが最も魅力的に見えるように、クライアントの真意を汲み取る努力を忘れないでくださいね。

パーツの魅せ方を追求する

クライアントの要望を理解する、とお話ししましたが、もちろんパーツが魅力的であることは大前提です。

「撮影に使うパーツを魅力的に見せるにはどうすればいいのか」を日頃から考えましょう。

同じく金子エミさんの例を挙げると、手の撮影間近な時期は、重い荷物を持たないようにしているそうです。

重いものを持つと手に血管が浮かび、きれいに見えない・画像の修整が必要になる可能性があるのだとか。

「こう見せたいから、今はこれをしない方がいい」という逆算で日々を過ごしていることがわかりますね。

まとめ

パーツモデルの仕事は魅力的な側面がある一方で、収入面が心配だったり、お金がかかったりすることがわかりました。

金銭的な余裕がなければ、各パーツのケアが難しく、モデルとして活躍する夢は叶えられないかもしれません。

そこで、パーツモデルを目指すためにも収入源を増やすことをおすすめします。

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