BTSやNiziUなど、日本国内でのKpop人気が以前より高まっていますよね。
日本人メンバーがいるTWICEのデビュー以降、日本人でKpopアイドルを志す人も増えたように思えます。
今回は、Kpopアイドルとして活躍している日本人アイドルたちのデビューまでの経緯、デビューするために必要なこと、練習生についてご紹介していきます。
もくじ
Kpopアイドルとして活躍している日本人
Kpopアイドルとして活躍している日本人は、だいたい50名ほどいます。(※2021年時点)
現在活躍しているアイドルたちが、どのような経緯でKpopアイドルとして、韓国でデビューしたのでしょうか。
代表的なアイドルを抜粋して、デビューまでの経緯を一緒にみてみましょう。
TWICE サナ
誕生日:1996年12月29日
出身地:大阪府
事務所:JYPエンターテイメント
デビューまでの道のりは険しく何度かデビューの計画が白紙になっており、韓国のオーディション番組をきっかけに、TWICEとしてデビューを果たす。
Cherry Bullet レミ
誕生日:2001年4月26日
出身地:東京都
事務所:FNCエンターテインメント
公園少女 ミヤ
誕生日:1993年5月26日
出身地:静岡県
事務所:KIWIメディアグループ
クールでガールクラッシュなビジュアルが印象的。ユニットでは最年長のお姉さんとしてグループを牽引している。
Rocket Punch ジュリ
誕生日:1997年10月3日
出身地:茨城県
事務所:Woollimエンターテインメント
NCT ショウタロウ
誕生日:2000年11月25日
出身地:神奈川県
事務所:SMエンターテインメント
EXPG STUDIO出身。GACKTのバックダンサーを務めた経験があり、ダンスの実力が高く、これからを期待されているメンバー。
Kpopアイドルとしてデビューする方法
ここでは、デビューまでの大まかな流れをご紹介します。
事務所の練習生として所属する
スカウト、または自ら応募しオーディションに合格することで、事務所に練習生として所属します。
Kpopアイドルとして韓国で活躍したいのであれば、練習生になれなければなりません。
練習生としてレッスンを受ける
デビューまでの研修期間として、ダンス、歌に始まり、語学などデビューを目指すうえで必要になることを学びます。
事務所によっては、平日は学校から帰宅したあと、休日は朝10時から夜の22時まで、1日平均4時間から12時間という過酷なスケジュールが組まれているようです。
事務所の寮で生活し、厳しいルールのもと長期間レッスンを受けることになります。
例えば、ジャニーズJr.や、宝塚音楽学校の予科生のような位置づけになるかと思います。
レッスン期間は平均3年から4年、早い人は数か月ほどでデビューした人もいれば、6年かかったケースもあるようです。
日本人で練習生になるには?
スカウトされる
大手事務所では積極的に、日本人のスカウト活動を行っています。
スカウト事例
ショッピングモールで買い物中にスカウトされた
有名な話として、冒頭でも紹介したTWICEのサナは、ショッピングモールでのスカウトをきっかけに練習生となりました。
同じTWICEのミナもショッピングモールでスカウトされたようです。
Kpopのライブやファンミーティングに参加した時にスカウトされた
イベントやライブの機会に事務所関係者は、街中や会場内へ出歩き直接スカウトを行うことがあるのだとか。
中には、オーディションの会場でスカウトされた人もいるそうです。
SNSやYouTubeの動画が目にとまりスカウトされた
昨今ではSNSやYouTubeなどの活動を通じて、スカウトされるケースも多いです。TWICEのモモは、ダンス動画をYouTubeにアップしていたことがきっかけで、JYPの練習生になったことは有名な話ではないでしょうか。
また、SNSやYouTubeにて、Kpopの曲やダンスカバーを配信に挑戦することは、早期に自身のファンを作ることにも効果的と言えるかもしれません。
インスタ(Instagram)のフォロワーを増やして有名芸能人に!事務所のオーディションに応募する
韓国の大手事務所は日本国内でもオーディションを開催しており、ほとんどの練習生はオーディションに自ら応募して所属しています。
オーディションの種類
オンラインオーディション
公式サイトの専用申し込みフォーム、またはEメールから応募する方法です。
随時、または定期的に開催されており、いつでも気軽に挑戦できることが特徴です。
応募書類 | 写真、動画 |
---|---|
備 考 | SNSやYouTubeのアカウント |
オンラインオーディションを実施している事務所
・JYPエンターテインメント
・SMエンターテインメント
・YGエンターテイメント
・FNC Entertainment
オーディション番組
日本でもオーディション番組の放送が話題になっていました。
Nizi Projectでは幅広い国籍で募集し、当日受付も行っていたようです。
オーディション内容は、テレビで放送され視聴者がメンバーに投票すして応援可能であり、最終的に8人の日本人がメンバーとして選出されました。
こういうった番組は人気があれば、続く可能性があるので、継続してチェックしておくと良いでしょう。
練習生になるために大切なこと
スカウト・自薦問わず、事務所所属の練習生になるためには、オーディションに合格する必要があります。練習生になるための大切なポイントをご説明します。
ビジュアル
顔
顔がきれいであることも審査のポイントとなると思います。
しかし、10代は成長により顔立ちが変化したり、メイクで印象も変わったりするため、顔だけで判断されることはないようです。
体型
顔以上にKpopアイドルとして、重視されるのは体型。
モデルのように身長が高くなくても、全体のバランスが整っていることを評価するようです。
そのため、体重管理が重要で、日本人初のJYPに所属した南リホも、練習生時代のダイエットはきつかった話をインタビューで話をしていました。
美しいスタイルを維持するための体重管理が、オーディションに受かる重要なポイントと言えるでしょう。
歌とダンスなどのパフォーマンス
韓国では実力で評価するため、パフォーマンス力がオーディションに受かるポイントとなってきます。
歌唱力
Kpopで歌唱力が重要になってくるのは、Kpopアイドルたちの歌声を聴くだけでわかると思います。
自分にあった曲を複数曲用意しておき、1曲でもいいので韓国語で歌えるよう練習しておきましょう。
できれば、英語で歌える曲も用意しておくと良いかもしれません。
ダンス
オーディションでは、カバーダンスや即興ダンスで実力を確かめます。
特にセンスが問われる即興ダンスができると、評価が高くなる可能性があります。
しかし、カバーダンスが得意で自分の魅力が最大限活かせるようであれば、即興ダンスにこだわる必要はありません。
演技や特技
日本人でも韓国ドラマに出演を求められることがあります。
また表現力の一つとして必要になるため、演技力も審査に加わることが多いようです。
また、特技も同様に自分の魅力を伝えるうえで、役立つと思われます。
語学や教養
韓国で活動するため、韓国語が必須となってきます。
ある程度話せるようになっておくと、オーディションも不自由なく受けることができ、効果的と言えるでしょう。
練習生になると、韓国で他の練習生たちと寮で暮らすことになるため、韓国の文化、一般常識やマナーについて事前に調べておくこともお勧めします。
また、とくにJYPは学業に厳しく、ある一定以上の成績を満たしていたないと、レッスンを受けることができないと言われています。
韓国で活躍するには、歌やダンスの実力も重要ですが、勉強も大切な要素のひとつになります。
年齢制限
合格しやすい年齢
アイドルを目指すにあたり、韓国では、10歳から25歳ぐらいまでに制限されていることが多く、Nizi Projectでは「満15歳から満22歳まで」と狭く制限されていました。また、合格しやすい年齢として、11歳から15歳と言われています。
やはり、レッスンに掛けられる時間や早期キャリア形成もあり、若い世代が合格しやすい実状です。
20代過ぎてもオーディションは受けられる
韓国は実力主義です。
年齢に見合った以上の実力があれば十分通用します。
例えば、公園少女のミヤは当時が25歳で2018年にデビューしていることから、問題ないことがわかります。
しかし、険しい道のりになることに変わりはないので、できる限り早く挑戦することがデビューへの近道と言えるでしょう。
人柄
韓国という異国で活動するにあたり、コミュニケーション能力が大切になってきます。
何より、JYPの代表であるパク・ジニョンも人柄を重視していることを、オーディション番組内で解説しています。
悪口を言うことやめ、誠実さ・謙虚さをもって日々レッスンや仕事に励む姿勢を持たないと、オーディションで選ばれることは難しいでしょう。
費用
練習生になるためのレッスン・練習生としてレッスンを受けるにあたり、気になる費用について。
練習生のレッスン代は無料
韓国の大手事務所では、基本的には練習生の生活費やレッスン費はかかりませんが、デビュー後の収益から事務所に返済するというシステムになっています。
デビューしたにも関わらず、お給料が暫くもらえないというのはよくある話です。
奨学金をイメージすると近いかと思います。
また、練習生が事務所を本人都合で退所する時、契約内容によっては違約金が発生することもあるので注意が必要です。
個人でレッスンを受ける場合の費用
事務所に所属するまでの間、自分でレッスンを受けに行き、できるだけ早い段階から基礎を養っておくことも重要となってきます。
ダンススクールのレッスン費相場
入会金 | ¥10,000円前後 |
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1回のレッスン | ¥3,000円前後 |
スクールによって異なりますが、平均して上記のような金額になります。
EXILE STUDIO
入会金 | ¥33,000円 |
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月額 | ¥25,410円 |
韓国で活躍する日本人の出身者も多いEXILE STUDIOと比較してみました。
平均金額と比べると、少々高めの設定となっていますが、それだけ質の高いレッスンを受けられる可能性があります。
ボイストレーニングのレッスン費相場
個人 | 月/¥11,000円から¥20,000円前後 |
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グループ | 月/¥5~6,000円から¥8,000円前後 |
スクールによって、入会金の有無が変わってくるようです。
韓国語のレッスン費相場
入会金 | ¥10,000円前後 |
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個人 | 1レッスン/¥3~4,000円前後 |
グループ | 1レッスン/¥2~3,000円前後 |
教材費として別途費用がかかる場合もあるようです。
また、個人で韓国語を教えている人にお願いした場合は、カフェ代や勉強する場所に必要な経費が発生する可能性があります。
高額になるため両親の協力が必要
10代のうちに様々なレッスンを受けたいのであれば、両親の理解と金銭的な協力がないと難しいです。
協力を得るためには様々な行動をして示すほかないでしょう。
・期限を決めて協力してもらう
家庭の事情など、どうしても協力を得られない場合は、自分でアルバイトをして、レッスン費用を用意するしかありません。
10代の中・高校生では、アルバイトができない・時間や職種も限られるなど、お給料を稼ぐことが難しいと思います。
18歳以上になると働けるアルバイトの幅も広がり、多くの収入を得ながら芸能関係者との人脈を作ることができる『高級クラブ』でも働くことができますよ。
この記事を読んでいる女性の中には18歳未満のかたもいると思いますので、その場合は自分の状況にあったアルバイトを探してみると良いでしょう。
有名な女優さんやアイドルたちも、無名時代はアルバイトをして下積みしてきた人が多いです!
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先にも説明した通り、昨今のKpop人気や国籍を問わないオーディションの開催により、Kpopアイドルを志す人が増えています。練習生になるだけでも、高い倍率を勝ち残らなければなりません。
また、練習生になれたとしても、自分にあったコンセプトのグループに恵まれず、なかなかデビューが決まらない場合もあります。
そういった辛く厳しい練習生としての期間に、やめてしまう人も少なくないようです。
運もあるので、そういった状況に耐えられるような精神面も養っていくことが大切です。
厳しい世界であることは、日本も韓国も変わらないですね。
まとめ
日本人でKpopアイドルとして、韓国デビューするための大切なポイントをまとめますね。
- 事務所所属の練習生になること
- 歌やダンスのレッスンや勉強を怠らないこと
- 辛い状況を乗り越える精神面を育むこと
日本のアイドルとKpopのアイドルは違いは、身近な存在ではなく憧れの対象であることだと思います。
高いポテンシャルとスキルを求められるので、練習生へのハードルも高く感じるかもしれませんが、オーディションを受けてみないとわかりません。
少しでもなりたい気持ちがあるなら、ぜひ挑戦してみてくださいね!