「芸能活動したいけど、高校にもしっかり進学したい」
「芸能活動と勉強を両立させたい」
とお考えの方に向けて、芸能と勉強を両立できる高校選びの方法とおすすめの学校を紹介します。
高校選びはどういうポイントを見ればいいのか?通信制高校のほうがよいのか?などの疑問にお答えしますので、学校選びでお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
もくじ
芸能活動するなら専門の高校への進学がおすすめ
大前提として、芸能活動を本格的に行っている・行いたいと思っている方は専門の高校がおすすめです。
理由は以下の4つ。
- 芸能専門の高校は自由度が高い
- サポート体制が整っている
- 通信制高校なら芸能活動の時間を取りやすい
- 通信制高校なら好きなペースで勉強できる
それぞれ、一般の高校との違いも紹介します。
芸能専門の高校は自由度が高い
芸能専門の高校は、校則が厳しくないため自由度が高いと言えます。
例えば、一般の高校との違いは以下のとおりです。
芸能専門の高校 | 一般の高校 | |
髪色 | 自由に染められる | 黒髪以外はNG |
メイク | OK | NG |
芸能活動 | OK | NG |
そもそも一般の高校に進学すると芸能活動を一切認められないケースもあります。
仕事によっては髪を染めることもあるため、校則が緩いほうが芸能活動に取り組みやすく、新しいことにチャレンジしやすいでしょう。
サポート体制が整っている
芸能専門の高校では、芸能活動している生徒が多いことからサポートも充実しています。
【サポートの例】
- 課題をオンラインで提出できる
- 登校日数を調整できる
- レッスン・オーディション・撮影などで学校を休んでも公欠にならない
- 先生が1on1で話を聞いてくれる
さらに、芸能事務所や大手のプロダクションと提携している学校を選べば、オーディションを優先的に受けやすかったり、在学中から芸能業界とコネクションができたりとメリットがたくさんあります。
一般の高校では、学校に通わなければ課題は提出できませんし、芸能活動に応じて登校日数を調整することもほぼ不可能です。
サポート体制が整っている芸能専門の高校に通えば、仕事をするための環境が整っているため、一般の高校に通って芸能活動する人よりも一歩リードできると言えるでしょう。
通信制高校なら芸能活動の時間を取りやすい
「勉強も頑張りたいけれど、できるだけレッスンやオーディションに集中したい」という方は、通信制高校をおすすめします。
1年のうち1週間程度通うだけで卒業できる学校も少なくありません。
教室以外の場所で勉強できるのは大きなメリットで、急なオーディションや仕事にも即座に対応できます。
特に若手は急にスケジュール調整をお願いされることもあるため、一般の高校に通っていると、授業があることを理由にせっかくのチャンスを逃してしまう可能性もあります。
レポート提出とテスト、さらに最低限の登校さえしておけば卒業できる通信制高校は、芸能活動に打ち込みたい方にとてもおすすめできる学校です。
通信制高校なら好きなペースで勉強できる
通信制高校のもう1つのメリットは好きな時に勉強できる点です。
仕事の合間でも、オーディションへの移動時間でも、自宅学習でも。空いた時間にいつでもオンラインで授業を受けられます。
例えば5月から6月まで忙しく、長期間勉強する時間が取れなかったとしても、8月から9月までしっかり勉強する、とスケジュールを組んでおけば1年間に必要な単位は取得できます。
通信制高校のメリットを生かして「1年間で」必要な単位を取得するという意識を持つとよいでしょう。
仕事・レッスン・オーディションで時間を取られてしまう人にはうれしい制度ですね。
本気で芸能界を目指す人は通信制高校がおすすめです。
芸能活動しながら高校に通うのは難しい?
高校に通いながら芸能活動した経験がある人の声をまとめました。
- 世間一般でいう高校生活を送れなかったので、青春を謳歌していない感じがする
- 最後まで高校生らしいことを何もせずに終わってしまった
- 制服で街をぶらぶらしたり、遊園地に行ったり、高校生ならではの思い出を残したかった
- 芸能活動・部活・習い事・部活をすべてやるのは本当に大変だった
- 単位が足りなくて留年してしまう可能性を考えるととても怖かった
- 芸能専門でない学校卒業はかなり大変で、卒業を諦めかけたこともある
以上からわかるように、芸能活動と高校での勉強を両立するのはかなり大変なようです。
「一般の高校では芸能活動と勉強の両立が難しい」だけではなく、芸能の高校に通っていたとしても「普通の高校生と同じように青春できない」という悩みもあるようです。
最終的にどのような高校を選んだとしても、悩みや大変さはついて回るでしょう。
それでも芸能活動と勉強を両立したいと考えるなら、できる限り負担を少なくするために、学校選びを工夫してみてください。
芸能活動するなら!高校選びの3つのポイント
芸能活動と勉強を両立させるために、知っておきたい高校選びのポイントを紹介します。
- 大手プロダクションや芸能事務所とのパイプがあるかどうか
- オーディション情報がたくさんあるかどうか
- 希望する職種のレッスンがあるかどうか
スムーズに芸能活動を始めるために、以上の3つをチェックしてくださいね。
大手プロダクションや芸能事務所とのパイプがあるかどうか
高校選びの際には大手プロダクションや芸能事務所とのパイプがあるかどうかを確認してください。
中には大手プロダクションが経営する学校もあります。
芸能界とのつながりが深い学校を選べば、在学中にデビューが決まるケースもあるため、学校選びの段階から芸能活動が始まっているといっても過言ではありません。
過去の実績や卒業生の活躍もチェックしてみてくださいね。
オーディション情報がたくさんあるかどうか
学校にオーディション情報がしっかり入ってくる環境かどうかもチェックしましょう。
専門の高校といっても、オーディション情報が全く入ってこなければ、チャレンジする舞台にすら立てません。
大手プロダクションが運営、または提携する学校においては、年に数回オーディションを開催するケースもあります。
以上のようにオーディションを主催している学校でなくとも、少なくともオーディション情報が豊富に入手できるかどうかは確認しておきましょう。
希望する職種のレッスンがあるかどうか
芸能と一口に言っても、歌手・俳優・モデル・声優など、その職種はさまざまです。
専門学校には、それを育成するための専門の授業があります。
学校によって多くのコースが設けられていますが、自分の夢を実現するためのコースがあるかをチェックしてください。
大手芸能プロダクションと提携している高校3選
芸能活動している方、芸能界を目指す方におすすめの高校を3校紹介します。
- 【東京・名古屋・大阪】渡辺高等学院
- 【通信あり】第一学院高等学校
- 【通信制】ルネサンス高等学校
コース内容や特徴など、具体的に解説します。
【東京・名古屋・大阪】渡辺高等学院
渡辺高等学院は年に3回、年間で1,070社もの事務所を招いてデビューオーディションを開催しています。
日本最大級のチャンスが転がっており、芸能界直結のスクールとして人気の高校です。
校内での審査に通れば、オーディションの最難関である書類審査をほぼパスできるのも特徴で、年間300以上のキャスティングオファーが舞い込むほど。
在学して早い段階からチャンスをつかめる可能性があるため、いち早く活躍したいと考える方におすすめです。
学校名 | 渡辺高等学院 |
公式サイト | https://www.we-school.net/whs/ |
キャンパス | 東京・大阪・名古屋 |
コース名 |
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通学スタイル |
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特徴 |
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【通信あり】第一学院高等学校
第一学院高等学校は、中目黒・大阪・名古屋にキャンパスを構えながら、通信制での入学も受け付けている高校です。
演技・ダンス・ヴォーカル・モデルのレッスンがあり、芸能の世界を目指す中学生におすすめ。
大きな特徴は大手プロダクションのワタナベエンターテイメントが運営する渡辺高等学院と連携している点で、オーディションやデビューの機会が他よりも早く訪れる可能性があります。
学校名 | 第一学院高等学校 |
公式サイト | https://www.daiichigakuin.ed.jp/ |
キャンパス | 日本全国54箇所 |
コース名 |
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通学スタイル |
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オンライン制度 | あり |
特徴 |
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【通信制】ルネサンス高等学校
ルネサンス高等学校は、大手プロダクションのサンミュージックと提携しており、サンミュージック・アカデミーコースを設けています。
オーディションの情報も多く手に入るので、在学中からどんどん芸能界に進出したいと考える方にとっては最適な環境でしょう。
学校名 | ルネサンス高等学校 |
公式サイト | https://www.r-ac.jp/ |
キャンパス | 茨城県・池袋・新宿・横浜 |
コース名 |
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通学スタイル | スクーリング:年4日〜 |
オンライン制度 | あり |
特徴 |
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まとめ
芸能活動をしながら高校に通うのは、経験者の声を聞いてもとても大変だということがわかりました。
大変だからこそ、芸能活動で成功できるように、少しでも早く活躍できるように頑張りたいですよね。
しかし高校選びを間違えると芸能活動自体が難しくなったり、反対に勉強が全くできなくなったりする可能性もあります。
本記事で紹介した高校選びのポイントを参考に、芸能活動と勉強のバランスを考慮した上で学校を選んでみてください。