「カットモデルって聞いたことあるけど、実際どんなもの?」「無料でカットしてもらえるって本当?」
美容室代を節約したい方や、お得にヘアスタイルを変えたい方にとって、カットモデルは魅力的な選択肢です。しかし、実際にどうやってなるのか、どんなメリット・デメリットがあるのかわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、カットモデルの基本的な意味から、具体的ななり方、メリット・デメリットまでを詳しく解説します。
「興味はあるけど不安…」という方も、この記事を読めばカットモデルへの第一歩を踏み出せるはずです。
もくじ
カットモデルとは?

カットモデルという言葉を聞いたことがあっても、具体的にどんな役割なのか、サロンモデルとの違いは何なのか、正確に理解している方は少ないかもしれません。
まずはカットモデルの基本を押さえておきましょう。
- カットモデルの意味や役割
- カットモデルとサロンモデルの違い
カットモデルの意味や役割
カットモデルとは、美容師が技術を磨くために協力してもらう「練習用のモデル」のことです。
美容師がスタイリストとして一人前になるまでには、長い下積み期間があります。美容学校ではマネキン(カットウィッグ)を使って練習しますが、実際の人の髪は毛質や生え方、頭の形がそれぞれ異なります。マネキンだけでは習得できない技術を身につけるために、カットモデルでの練習が欠かせないのです。
また、新人アシスタントだけでなく、すでにデビューしているスタイリストが新しい技術やトレンドのスタイルを試すためにカットモデルを募集することもあります。このように、カットモデルは美容師の成長を支える重要な存在なのです。
カットモデルとサロンモデルの違い
カットモデルと混同されやすい言葉に「サロンモデル」があります。どちらも美容室に関わるモデルですが、目的や役割が大きく異なります。
カットモデルは、美容師の技術練習が主な目的です。施術後に美容師が自分のカットを確認するために写真を撮ることはありますが、それが公式サイトやSNSに掲載されることは基本的にありません。報酬はなく、代わりに無料または格安で施術を受けられるのが特徴です。
一方、サロンモデルは、美容室の広告・SNS・雑誌・ヘアカタログなどへの掲載を目的とした撮影のためのモデルです。サロンのイメージを左右する存在なので、顔立ちやスタイル、雰囲気なども重視されます。撮影が前提となるため、3,000円〜5,000円程度の謝礼が支払われることもあります。
ただし、カットモデルとして美容師と信頼関係が築けると、撮影モデルやサロンモデルとしてオファーを受けることもあります。カットモデルは、サロンモデルへのステップアップにつながる可能性も秘めているのです。
カットモデルになる方法

「カットモデルをやってみたい」と思っても、どうやって募集を見つければいいのかわからない方も多いでしょう。
実は、カットモデルになる方法はいくつかあります。自分に合った方法を選んで、ぜひチャレンジしてみてください。
- アプリ・サイトで探す
- SNSで募集を探す
- 街中でスカウトされる
- 美容室に直接問い合わせる
アプリ・サイトで探す
カットモデルを探す方法として、最も手軽で人気なのがモデル募集に特化したアプリやサイトを利用することです。
代表的なのがminimo(ミニモ)*というアプリ。App StoreやGoogle Playから無料でダウンロードでき、全国の美容師が募集しているカットモデルの情報を簡単に検索できます。
minimoでカットモデルを探す流れは以下の通りです。
- アプリをダウンロードして会員登録
- エリア・メニュー・価格などの条件で絞り込み検索
- 気になる募集の詳細を確認(施術内容、料金、時間帯など)
- 条件が合えばアプリ内で予約
- 美容師とメッセージでやり取りして詳細を調整
minimoのメリットは、希望の施術内容や日時を自分で選べること。また、美容師のプロフィールや口コミ、過去の施術例も確認できるので、事前にどんな人に担当してもらえるかがわかります。初めてカットモデルに挑戦する方にもおすすめの方法です。
minimo以外にも、「スカウトバイヘアログ」などのマッチングサイトもあります。複数のサービスに登録しておくと、より多くの募集を見つけやすくなるでしょう。
SNSで募集を探す
Instagram・X(旧Twitter)・TikTokなどのSNSでカットモデルを募集している美容師も多くいます。
「#カットモデル募集」「#カラーモデル募集」「#カットモデル募集中」などのハッシュタグで検索すると、モデルを探している美容師の投稿が見つかります。気になる美容師がいれば、DM(ダイレクトメッセージ)で直接連絡を取りましょう。
SNSで探すメリットは、美容師の作品や得意なスタイルを事前に確認できること。投稿されているビフォーアフターの写真を見れば、自分好みのスタイルを得意としているかどうかが一目でわかります。
連絡する際は、以下のポイントを伝えるとスムーズです。
- 自分の髪の長さ・髪質・現在のカラー状況
- 希望の施術内容(あれば)
- 対応可能な日程・時間帯
SNSでの募集は、美容師個人が直接発信しているため、アプリよりも細かい条件や雰囲気を把握しやすいのが特徴です。気になる美容師がいれば、積極的にフォローして情報をチェックしておきましょう。
街中でスカウトされる
駅前や繁華街を歩いていると、美容師から「カットモデルをお願いできませんか?」と声をかけられることがあります。
美容師は「練習したい技術に適した髪質・長さ」の人を見つけて声をかけることが多いです。つまり、スカウトされるということは、その美容師が練習したいスタイルにあなたの髪が合っているということ。むしろ好条件でカットモデルになれる可能性があります。
ただし、10年ほど前はこの方法が主流でしたが、今ではアプリやSNS経由での募集が一般的になっています。街中でスカウトされる機会は減っているのが現状です。
もし声をかけられた場合は、以下のポイントを確認しましょう。
- 美容室の名前と所在地
- 担当する美容師の名前
- 施術内容と所要時間
- 料金の有無
- SNSやホームページの有無
名刺をもらえない場合や、美容室の情報が曖昧な場合は注意が必要です。怪しいと感じたら無理に応じず、後日自分で調べてから連絡するようにしましょう。
美容室に直接問い合わせる
行きたい美容室や気になるサロンがある場合は、直接問い合わせてみる方法もあります。
「カットモデルを募集していますか?」と電話やホームページの問い合わせフォームから連絡すれば、タイミングが合えば紹介してもらえることもあります。特に、スタイリストデビュー前のアシスタントが多く在籍している大型サロンでは、常時カットモデルを募集しているケースもあります。
直接問い合わせるメリットは、自分が通いたいと思っているサロンでカットモデルをできること。気に入った美容師が見つかれば、スタイリストデビュー後も継続して通えるかもしれません。「美容室ジプシー」から卒業できるきっかけになることも。
問い合わせる際は、自分の髪の状態(長さ、カラー履歴、パーマ履歴など)を伝えると、マッチングがスムーズになります。
カットモデルになるメリット

カットモデルには、施術を受ける側にとっても嬉しいメリットがたくさんあります。
「無料だから何かリスクがあるのでは…」と不安に思う方もいるかもしれませんが、正しく理解すれば安心して利用できます。カットモデルの魅力を確認しておきましょう。
- カットやカラーを無料や材料費だけで受けられる
- 最新トレンドのカラーや髪型を試せる
- サロンモデルや撮影モデルへステップアップできる可能性がある
カットやカラーを無料や材料費だけで受けられる
カットモデルの最大のメリットは、なんといっても施術を無料または格安で受けられることです。
通常、美容室でカットすると3,000円〜4,000円程度かかります。カラーやパーマを加えれば1万円を超えることも珍しくありません。カットモデルになれば、この費用を大幅に抑えられます。
カットだけの場合は完全無料になることが多いです。カラーやパーマなど薬剤を使う施術の場合は、材料費として500円〜1,000円程度かかることもありますが、通常料金の数分の一で済みます。
上手くスケジュールを組めば、毎回カットモデルとして無料で施術を受けることも可能。美容費を節約したい方にとっては、かなりお得な選択肢といえるでしょう。
最新トレンドのカラーや髪型を試せる
美容師は、新しい技術やトレンドのスタイルを習得するためにカットモデルを募集することもあります。そのため、自分では選ばないような最新のヘアスタイルに挑戦できるチャンスがあります。
「いつも同じ髪型になってしまう」「イメチェンしたいけど勇気が出ない」という方にとって、カットモデルは新しいスタイルを試す絶好の機会。美容師から積極的に提案を受けられるので、思いがけず自分に似合うスタイルが見つかるかもしれません。
また、美容師は真剣に練習に取り組んでいるため、丁寧に施術してもらえることが多いです。時間をかけてじっくりカットしてもらえるのも、カットモデルならではのメリットといえます。
サロンモデルや撮影モデルへステップアップできる可能性がある
カットモデルとして美容師と信頼関係が築けると、SNS掲載用の撮影やサロンモデルとしてのオファーを受ける可能性もあります。
美容師にとって、SNSやホームページに掲載する作品撮りは重要な仕事。カットモデルとして何度か施術を受けるうちに「撮影用のモデルもお願いできませんか?」と声がかかることがあります。
撮影を伴うサロンモデルになれば、交通費や謝礼が支払われることも。「モデル活動に興味がある」「副業として少しでも収入を得たい」という方にとって、カットモデルはその入り口になるかもしれません。
カットモデルになるデメリット

メリットの多いカットモデルですが、注意しておくべきデメリットもあります。
後悔しないためにも、事前にデメリットを理解したうえで挑戦しましょう。
- 施術時間が夜間や早朝に限られる
- 希望通りの仕上がりにならないこともある
- 髪色や髪の長さを指定されることがある
施術時間が夜間や早朝に限られる
カットモデルの練習は、ほとんどの場合、美容室の営業時間外に行われます。
営業中はアシスタントも通常業務(シャンプーやカラー塗布の補助など)に追われているため、練習に時間を割くことができません。そのため、早朝7時からスタート、または夜21時からスタートという時間帯になることも珍しくありません。
また、経験の浅い美容師が担当するため、通常30分〜1時間程度で終わるカットでも、1〜2時間かかることがあります。カット後にスタイリストによるチェックが入ることも多く、その分さらに時間がかかる場合も。
カットモデルを予約する際は、終了時刻に余裕を持ってスケジュールを組むことをおすすめします。平日の夜や休日の朝など、時間に融通が利くタイミングを選びましょう。
希望通りの仕上がりにならないこともある
カットモデルはあくまで「練習」のため、通常の施術と同じ仕上がりを期待するのは難しい場合があります。
特に、経験の浅いアシスタントが担当する場合は、思ったより短くカットされてしまったり、左右の長さが揃わなかったりする可能性もゼロではありません。もちろん、多くのサロンではスタイリストがチェックして修正してくれますが、「絶対に失敗できない」という状況での利用は避けた方が無難です。
大切なイベント(結婚式、面接、デートなど)の直前や、髪型にこだわりがある方は、通常料金を支払ってプロにお任せすることをおすすめします。
一方で、「多少の失敗は許容できる」「新しいスタイルに挑戦したい」という方にとっては、カットモデルは最適な選択肢。万が一失敗しても、美容師の成長を応援する気持ちで臨めると良いですね。
髪色や髪の長さを指定されることがある
美容師は、自分が練習したいスタイルに合わせてカットモデルを募集しています。そのため、「セミロング限定」「ストレートの方限定」「ブリーチ履歴のない方」など、髪の条件が指定されていることも多いです。
また、美容師の練習目的によっては、自分の希望するスタイルを聞いてもらえないケースもあります。「ロングをばっさりショートにしたい」「ハイトーンカラーにしたい」など、美容師側の練習内容と自分の希望が合わない場合は、そもそもマッチングしません。
カットモデルに応募する際は、以下のポイントを事前に確認しておきましょう。
- 施術内容(カットのみか、カラーやパーマも含むか)
- 仕上がりのイメージ(美容師の希望するスタイル)
- 自分の希望がどこまで反映されるか
- 料金の有無(完全無料か、材料費がかかるか)
- 施術時間と所要時間
事前にしっかり確認しておけば、「思っていたのと違った…」というトラブルを防げます。
まとめ
カットモデルとは、美容師の技術練習に協力する代わりに、無料や格安で施術を受けられる仕組みのこと。サロンモデルとは異なり撮影は基本なく、容姿に関係なく条件が合えば誰でも挑戦できます。
カットモデルになる方法は、アプリ・SNS・街中スカウト・直接問い合わせなど複数あります。minimoなどのアプリを使えば、自分の条件に合った募集を簡単に見つけられるのでおすすめです。
メリットとしては、施術費用を大幅に節約できること、最新トレンドのスタイルを試せること、サロンモデルへのステップアップの可能性があることなどが挙げられます。一方で、施術時間が営業時間外に限られること、仕上がりに多少のリスクがあること、髪の条件を指定されることなどのデメリットもあります。
メリット・デメリットを理解したうえで、上手に活用すれば美容費を賢く節約できます。「ちょっと試してみようかな」と思った方は、ぜひアプリやSNSでカットモデルの募集をチェックしてみてください。



