インスタグラムで投稿がたくさんの人に見られる「バズる」状態を目指している方は多いのではないでしょうか。
フォロワーが少なくても、適切な戦略と工夫次第で誰でもバズることは可能です。
本記事では、インスタグラムでバズるための具体的な方法から、バズりやすいジャンルやハッシュタグの選び方、実際にバズった成功事例まで詳しく解説します。
保存率やホーム率といったアルゴリズムの仕組みを理解し、ターゲットに響く投稿を作ることで、あなたの投稿も多くの人に届くようになるでしょう。
これからインスタグラムで影響力を高めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
そもそもインスタで「バズる」とは?
インスタグラムにおける「バズる」という状態は、投稿が通常よりも大幅に多くの人に見られ、反応を得ることを指します。公式に明確な基準が示されているわけではありませんが、一般的にはフィード投稿の保存率が3パーセント以上になると、高い確率でバズると考えられています。
具体的な数字で見ると、いいねの数が数千件以上になる状態がバズの目安といえるでしょう。リール動画の場合は、フォロワー数の数倍から数十倍の再生回数を記録したり、再生回数が1万回を超えて「万バズ」と呼ばれる状態になったりすることもあります。
フォロワーが500人未満のアカウントでは、リールの平均再生回数が500回から1,000回程度といわれていますので、まずは1,000回以上を目標に設定するとよいでしょう。
そして何よりも重要なのは、保存率3パーセントを目指すことです。保存される投稿は有益だと判断され、アルゴリズムに評価されやすくなります。
インスタでバズる方法とは
インスタグラムでバズるためには、アルゴリズムの仕組みを理解し、戦略的に投稿を作り込むことが欠かせません。ここでは、実践的な7つの方法をご紹介します。
それぞれのポイントを押さえることで、あなたの投稿がより多くの人に届く可能性が高まるでしょう。
- ジャンルとターゲット目線で投稿を作る
- 発見タブ狙いのショート動画を投稿する
- 保存されやすい「有益な情報」を投稿する
- 投稿の最後にホームへ飛ばす動線を作る
- 投稿時間はターゲットの「隙間時間」を狙う
- 検索ボリュームの大きいハッシュタグを活用する
- 有名インフルエンサーとコラボする
ジャンルとターゲット目線で投稿を作る
投稿を作る際には、発信するジャンルを明確にし、誰に向けて発信するのかを具体的に決めることが重要です。ターゲットが曖昧なまま投稿しても、誰の心にも響かない内容になってしまいます。
たとえば、30代の子育て中の母親に向けたプチプラファッション情報なのか、20代前半の美容好きな女性に向けたコスメレビューなのかによって、投稿の切り口や表現方法は大きく変わります。
ターゲットの悩みや関心事を深く理解し、その人たちが「これが知りたかった」と思える内容を届けることで、保存やシェアされやすくなるのです。
発見タブ狙いのショート動画を投稿する
発見タブに表示されることは、フォロワー以外の多くのユーザーにリーチするチャンスとなります。
動画の長さは、視聴者が最後まで見やすい30秒から60秒程度がおすすめです。冒頭の3秒で興味を引くフックを入れ、テンポよく情報を伝えることで、視聴完了率が高まります。
視聴完了率が高い動画は、アルゴリズムからも高く評価され、さらに多くの人に表示されやすくなるでしょう。
保存されやすい「有益な情報」を投稿する
インスタグラムのアルゴリズムでは、保存される投稿が高く評価される仕組みになっています。ユーザーが後で見返したいと思う情報、つまり実用的で役立つ内容を提供することが鍵となります。
たとえば、具体的な手順を示したハウツー情報や、数字やデータを用いた比較記事、お得な情報をまとめたリストなどは保存されやすい傾向があります。
「これは後で使える」「友達にも教えたい」と思わせる内容を心がけることで、自然と保存率が上がっていくでしょう。
投稿の最後にホームへ飛ばす動線を作る
ホーム率、つまりプロフィールページへの訪問率も、アルゴリズムで評価される重要な指標のひとつです。投稿の最後に「詳しくはプロフィールへ」「他の投稿もチェックしてみてください」といった文言を入れることで、ユーザーをホームに誘導できます。
ただし、あまりにも露骨な誘導は避け、自然な流れでプロフィールを見たくなるような工夫が必要です。
投稿内容に関連する追加情報がプロフィールにあることを示すことで、興味をもったユーザーが自発的に訪問してくれるようになります。
投稿時間はターゲットの「隙間時間」を狙う
投稿のタイミングは、ターゲットがインスタグラムを見る時間帯に合わせることが大切です。
多くの人がスマートフォンを見る隙間時間、たとえば通勤時間の朝7時から8時、昼休みの12時から13時、夜のリラックスタイムの21時から23時などが狙い目となります。
ターゲットの生活パターンを考えながら、最も投稿を見てもらいやすい時間帯を見つけましょう。
インスタグラムのインサイト機能を活用すれば、フォロワーがアクティブな時間帯を確認できますので、データに基づいた投稿タイミングの最適化が可能です。
検索ボリュームの大きいハッシュタグを活用する
ハッシュタグは、フォロワー以外のユーザーにも投稿を届けるための重要なツールです。検索ボリュームが大きいハッシュタグを使うことで、より多くの人の目に触れる機会が増えます。
ただし、人気すぎるハッシュタグだけを使うと、投稿が埋もれてしまう可能性もあります。
大規模、中規模、小規模のハッシュタグをバランスよく組み合わせることで、さまざまな層にアプローチできるでしょう。ハッシュタグの選び方については、後ほど詳しく解説します。
有名インフルエンサーとコラボする
すでに一定の影響力をもつインフルエンサーとコラボレーションすることで、相手のフォロワーにもリーチできるチャンスが広がります。
ただし、この方法はある程度の知名度や、特定分野に特化したコンテンツをもっている場合に有効です。あなたのフォロワー数があまりにも少ないと、コラボ自体を断られる可能性が高くなります。
また、コラボの際は、お互いのフォロワーにとって価値のある内容になるよう工夫しましょう。
一方的な宣伝ではなく、両者の強みを活かした企画を立てることで、双方のフォロワーから好意的に受け入れられます。
インスタでバズりやすいジャンル
インスタグラムでは、ビジュアルが魅力的で、多くの人が関心をもつジャンルがバズりやすい傾向にあります。
ここでは、特に人気が高く反応を得やすい5つのジャンルをご紹介します。自分の得意分野や興味のある分野と照らし合わせて、参考にしてみてください。
- 美容・ダイエット系
- コーディネート系
- 旅行系
- グルメ系
- ライフログ系
美容・ダイエット系
美容やダイエットに関する情報は、幅広い年齢層から常に高い関心を集めているジャンルです。
メイクのビフォーアフターやスキンケアの実践記録、体型変化の経過など、視覚的な変化がわかりやすいコンテンツが人気を集めています。
特に、具体的な商品レビューや使い方の解説、実際に試した結果を正直に伝える投稿は信頼を得やすく、保存やシェアされやすくなります。
コーディネート系
日々のファッションコーディネートを紹介する投稿は、実用性が高く参考にされやすいため、安定した人気があります。
特に、手頃な価格帯のブランドを使ったコーディネートや、体型カバーのテクニックなど、具体的な悩みに応える内容が支持されています。
季節ごとのトレンドアイテムの着回し方法や、シーン別のコーディネート提案など、フォロワーがすぐに真似できる実践的な内容を心がけましょう。
統一感のある写真の雰囲気作りも、アカウント全体の魅力を高めるポイントとなります。
旅行系
美しい風景や非日常の体験を共有する旅行系の投稿は、見ているだけでワクワクする気持ちを届けられる魅力があります。
絶景スポットの紹介や、知る人ぞ知る穴場情報、旅のハプニングなど、さまざまな切り口で発信できます。
旅行の計画を立てている人にとって役立つ情報、たとえばアクセス方法や予算、おすすめの時期などを具体的に示すことで、保存される確率が高まります。
また、臨場感のあるリール動画も、旅行系コンテンツと相性がよいでしょう。
グルメ系
おいしそうな料理の写真や動画は、多くの人の食欲と好奇心を刺激します。レストランの紹介、カフェ巡り、自炊レシピなど、グルメ系のコンテンツは幅広い展開が可能です。
特に、見た目のインパクトがある料理や、コストパフォーマンスの良いお店の情報、簡単に作れるレシピなどは反応を得やすい傾向にあります。
味や雰囲気を具体的に伝える工夫をすることで、フォロワーが実際に訪れたり作ったりしたくなる投稿になるでしょう。
ライフログ系
日常の何気ない瞬間を切り取るライフログは、親しみやすさと共感を生み出すジャンルです。
丁寧な暮らしの記録や、日々の小さな幸せを見つける視点など、フォロワーに癒しや前向きな気持ちを届けられます。
このジャンルでは、写真の統一感やストーリー性が特に重要になります。
自分らしい世界観を確立し、フォロワーがあなたの日常を追いかけたくなるような魅力的なアカウント作りを目指しましょう。
インスタでバズりやすいハッシュタグの選び方
ハッシュタグの選び方次第で、投稿のリーチは大きく変わります。ただやみくもにタグをつけるのではなく、戦略的に選ぶことが重要です。
ここでは、効果的なハッシュタグの選び方を5つのポイントに分けて解説します。
- 投稿内容とハッシュタグは関連性の高いものを
- 大中小規模のハッシュタグを混ぜる
- トレンドやイベント系のタグを取り入れる
- タグ数の上限を意識する
- バズりやすいハッシュタグの事例
投稿内容とハッシュタグは関連性の高いものを
ハッシュタグを選ぶ際に最も大切なのは、投稿内容との関連性です。
人気のタグだからといって、内容と関係のないハッシュタグをつけると、興味のないユーザーに表示されてしまい、エンゲージメント率が下がる原因になります。
投稿の主題となるキーワードを中心に、具体的で的確なハッシュタグを選びましょう。
たとえば、コスメレビューの投稿なら、商品カテゴリーや肌悩み、使用感に関連するタグを選ぶことで、本当にその情報を求めている人に届きやすくなります。
大中小規模のハッシュタグを混ぜる
ハッシュタグは投稿件数によって、大規模、中規模、小規模に分類できます。それぞれの規模のタグをバランスよく組み合わせることが、効果的なリーチにつながります。
中規模タグは両者の中間として、ちょうどよいリーチとエンゲージメントのバランスを取れるでしょう。この3つをうまく混ぜることで、幅広い層にアプローチできます。
トレンドやイベント系のタグを取り入れる
季節のイベントや流行している話題に関連するハッシュタグは、一時的に検索数が増えるため、タイミングよく使うことで多くの人の目に留まりやすくなります。
たとえば、クリスマスやバレンタインなどの季節行事、流行しているチャレンジ企画、話題の場所やイベントなどに関連するタグを取り入れることで、新しいフォロワーとの接点が生まれます。
ただし、あまりに投稿内容とかけ離れたトレンドタグの使用は避けましょう。
タグ数の上限を意識する
インスタグラムでは、1つの投稿につき最大30個までハッシュタグをつけることができます。しかし、多ければ多いほど良いというわけではありません。
適切な数は投稿の内容やジャンルによって異なります。
あまりに多くのタグをつけると、スパムのように見えてしまう可能性もありますので、本当に関連性の高いタグを厳選して使うことをおすすめします。質を重視したタグ選びを心がけましょう。
バズりやすいハッシュタグの事例
ここでは、実際にバズりやすいハッシュタグの具体例をタイプ別にご紹介します。
タイプ | タグ例 |
---|---|
グローバル定番・人気タグ | #beautiful #photooftheday #fashion #instagood |
ジャンル系・ミドルタグ | #今日のコーデ #プチプラコーデ #おしゃれさんと繋がりたい #ファッション好きな人と繋がりたい #コスメレビュー #スキンケア記録 #メイク動画 #美容好きな人と繋がりたい #ライフログ #日常記録 #旅好きな人と繋がりたい #食べ歩き #カフェ巡り #グルメ記録 |
相互作用・拡散狙い系タグ | #いいね返し #フォロー #フォローミー #いいねした人全員フォロー #f4f #likeforlike #follow4follow #コメントください |
組み合わせタグ例 | #美容+#メイク動画 +#コスメレビュー #今日のコーデ + #プチプラコーデ #ライフログ + #日常記録 + #〇〇好きな人と繋がりたい |
効果的な組み合わせ例としては、「美容」に「メイク動画」と「コスメレビュー」を加えたり、「今日のコーデ」に「プチプラコーデ」を組み合わせたりする方法があります。
大規模、中規模、小規模のタグを混ぜる戦略が、幅広いリーチを実現する鍵となるでしょう。
インスタで実際にバズった事例
理論だけでなく、実際にバズった成功事例を知ることで、具体的なイメージが湧きやすくなります。
ここでは、それぞれ異なるアプローチでバズを実現した3名のインフルエンサーをご紹介します。
- 高城彩香
- 亜矢
- ありちゃん/有賀美沙紀
高城彩香
高城彩香さん(@ayanekotan)は、美容の専門学校を卒業後、撮影スタジオのアシスタントを経て編集の仕事に携わりました。
編集経験をもつ彼女は、もともとブログで発信活動をし、その後美容に関する専門性を活かしてインスタグラムでの活動を本格化させました。
高城彩香さんは複数の画像を効果的に使い、コスメに関する知識をわかりやすく解説するスタイルが特徴です。保存率の高い投稿を作ることに成功し、多くのフォロワーを獲得しています。
彼女の人気の秘訣は、実際に自分でコスメを試してから配信する姿勢と、正直な感想を伝えることへのこだわりです。美しいビジュアルも相まって、幅広い層から支持を集めています。
亜矢
亜矢さん(@aya-green1010)は、二人の子どもを育て上げた後、30代になってからインスタグラムを始めました。
彼女は出産後に「何を着たら良いかわからなくなった」という悩みから、コーディネートや写真撮影にこだわるようになり、そこからインスタでの発信を始めたそうです。
なお、写真はご主人が撮影しているこということで、家族で協力しているのもファンから憧れられているポイントでもあります。
子育て中の母親や40代、50代といったターゲットが明確で、プチプラブランドを中心とした手に取りやすいアイテムの提案が共感を呼んでいます。同世代の女性たちにとって、身近で参考にしやすい存在となっています。
ありちゃん/有賀美沙紀
ありちゃん/有賀美沙紀(@niinana27)さんは、毎月の支出の半分がコスメになるほどの熱烈なコスメ愛好家。
フォロワーとの双方向のコミュニケーションを大切にするスタイルでバズを実現しています。
バズの秘訣は、コメント欄で寄せられた質問やリクエストを動画化することです。この手法により、フォロワーは自分の声が届いたという喜びを感じられ、エンゲージメントが高まります。
また、インスタグラムだけでなく動画共有サイトも活用し、複数のSNSを連携させることで相乗効果を生み出している点も特徴的です。このような戦略的なアプローチが、継続的なバズにつながっています。
インスタはバズったあとも大切!
一度バズったからといって、そこで満足してはいけません。バズをきっかけに増えたフォロワーとの関係を大切に育てることで、継続的な影響力を維持できます。
ここでは、バズ後に取り組むべき4つのポイントをご紹介します。
- コメント欄への返信でファンとコミュニケーションをとる
- ストーリーズやリールを継続して投稿する
- ライブ配信でファンを増やす
- PR案件は控えめにする
コメント欄への返信でファンとコミュニケーションをとる
バズった投稿には、多くのコメントが寄せられるでしょう。コメントへの返信を丁寧におこなうことで、フォロワーとの絆が深まります。
一人ひとりの声に耳を傾ける姿勢は、ファンの満足度を高め、熱心な支持者を増やすことにつながります。
すべてのコメントに返信するのが難しい場合でも、できる限り多くの人とコミュニケーションを取る努力をしましょう。
質問や感想に対して誠実に向き合うことで、あなたへの信頼感が増していきます。
ストーリーズやリールを継続して投稿する
バズ後に投稿が途絶えてしまうと、せっかく集まったフォロワーの関心が薄れてしまいます。定期的な投稿を続けることで、フォロワーとの接点を保つことが大切です。
ストーリーズは日常的な情報発信に適しており、リールは新しいフォロワーを獲得するチャンスになります。
両者をバランスよく活用しながら、一貫性のある情報発信を心がけましょう。投稿の頻度と質を保つことが、長期的な成功につながります。
ライブ配信でファンを増やす
ライブ配信は、リアルタイムでフォロワーと交流できる貴重な機会です。普段の投稿では伝えきれない人柄や雰囲気を知ってもらうことで、より強い共感と信頼関係を築けます。
質問に答えたり、日常の様子を見せたり、新商品を一緒に試したりと、さまざまな企画が可能です。
ライブ配信の通知を受け取ったフォロワーが参加しやすい時間帯を選び、定期的に開催することで、コアなファン層を育てられるでしょう。
PR案件は控えめにする
バズると企業からPR案件の依頼が増えるかもしれません。しかし、PR投稿ばかりになると、フォロワーの信頼を失うリスクがあります。
広告色の強い投稿が続くと、純粋な情報発信を求めていたフォロワーが離れてしまう可能性があるのです。
PR案件を受ける際は、本当に自分が良いと思える商品やサービスを選び、通常の投稿とのバランスを考えましょう。正直な感想を伝える姿勢を保つことで、長期的な信頼関係を維持できます。
まとめ
インスタグラムでバズるためには保存率やホーム率といったアルゴリズムの仕組みを理解し、ターゲットに響く有益な情報を届けることが何より重要です。
ジャンルとターゲットを明確にし、リール動画やハッシュタグを戦略的に活用することで、フォロワーが少なくてもバズのチャンスは十分にあります。
一度バズった後も継続的な投稿とフォロワーとのコミュニケーションを大切にすることで、一時的な流行ではなく長期的な影響力を築いていくことが可能です。
そして、インスタグラムで影響力をもつことは、新たなキャリアの可能性も広げてくれます。
実際に、バズをきっかけに事務所からスカウトされたり、さまざまなチャンスを掴んだりした例は数多くあります。
本記事で紹介した方法を実践して、あなたらしい魅力的なアカウントを育てていってください。