もくじ
芸能人のストーカー被害率は高い
素人が出てるバラエティ番組ってありますよね。
ああいった番組に出た一般人でさえ、TVに出た瞬間にファンができるものです。
放送後の翌日には街中で声をかけられたり、TV局にファンレターが届いたりもするからビックリですね。
このように芸能人であれば、ファンがつくのは当たり前。
女優でもモデルでもタレントでも、必ず想いを寄せてくれる人が現れます。
それが嬉しい人もいるでしょう。
しかし、ファンの心理や行動まではコントロール不可。感情が行き過ぎてしまうと、ストーカーになることも・・・。
むしろ、大なり小なり経験すると思っておいた方がいいでしょう。
「ストーカー」の定義とは?
そもそも「ストーカー」とは何なのでしょうか。
恋愛感情や好意、あるいはそれを拗らせて恨みの感情が生じ、その相手に対して嫌がるようなことをする人を「ストーカー」と言います。
相手が嫌がる行為とは具体的に、
- つきまとう
- まちぶせる
- 監視していることを本人に伝える
- 不要な電話やメールを繰り返す
- 乱暴な言動を働く
などですね。
ストーカー規制法の罰則
これを読んでいる人はストーカー被害に遭う可能性のある側だと思いますが、ストーカーに対する罰則も知っておきましょう。
被害に遭えば訴えることができるし、罰則を知っているだけでも「ちゃんと罪になるんだ」と思うことができるからです。しっかりとした対応がしやすくなりますよ。
さて、日本には「ストーカー規制法」という法律があります。
この法律はストーカー行為をすると、『1年以下の懲役』か『100万円以下の罰金』のどちらかの罰則を受けなければならない法律です。
実際にストーカーをされた女性から見れば、ちょっと罰が軽いと思うかもですが、一応こういう法律があることは知っておいた方がいいですよ。何かあった時に動きやすくなりますから。
実際にストーカー被害に遭った芸能人
ここで、ストーカー被害に遭ってしまった芸能人を紹介しましょう。
実際にそういう被害があるんだということを覚えておいてください。
今井翼
画像引用元:https://www.cinematoday.jp/page/A0007187
ジャニーズの今井翼くんは、タッキー&翼としてデビューし活躍。
翼くんに好意を抱いた女性は、なんとパートナーであるタッキーに嫉妬。
タッキーのことを「悪魔」と呼ぶほど憎んでいたとか。
憎しみが増長し、タッキーを刃物で襲おうとした事件を起こしています。
壇蜜
画像引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Xks6DJONGbw
おじさま方に人気の壇蜜さんは、ファンに自宅を知られてしまったそうです。
壇蜜さんの家に届いた荷物を勝手に持っていくなどのストーカー行為を働いた、このファン。一歩間違えれば、鉢合わせしていた可能性もあります。怖いですね。
大倉忠義
画像引用元:https://culture.pink/stalker/
関ジャニ∞の大倉忠義くん。
彼はファンからつきまとわれていることを公式に発表しました。
つきまとい行為がエスカレートして、カバンに物を入れられる、手をつながれるなどの被害にも遭っていたそうです。
プライベートまで監視されていたということで、相当大変な思いをしたようですね。
竹達彩奈
画像引用元:https://www.animatetimes.com/tag/details.php?id=633
声優として大人気の竹達彩奈さんは、ものすごい数の脅迫メールが届くストーカー被害に遭っています。
その数は1日20万以上。さすがにこれだけ届いたら気が狂いそうになりますよね。犯人は逮捕済み。
しかし、本人はとても強い恐怖を感じたことでしょう。
南野陽子
画像引用元:https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1717126/
かつての人気アイドル南野陽子さんのストーカーも異常でした。
この男は、南野さんが好き過ぎて勝手に婚姻届を出していたとのこと。
その後、南野さん側が訴訟を起こしたそうですが、結局南野さんはバツイチの状態に。信じられないストーカー行為ですね。
芸能人が事前にできるストーカー対策
芸能人として活動する以上、ちょっとおかしなファンがついてしまうのはほぼほぼ避けられません。
ただし、悪質なストーカー行為を受けてしまう可能性を下げることはできます。
そのために意識しておくべき3つの予防策についてお話ししましょう。
勘違いされる好意を出さない
ファンの中には、「この人は自分のことが好きなのではないか」と勘違いする人もいます。もちろん、そのほとんどが思い込み。
でも、それが実際にストーカー行為を誘発することがあるんです。
ファンサービスの一環だとしても、好きなタイプの公言、特定の人に対する感謝など、勘違いされてしまうような言動にはくれぐれも注意しましょう。
ファンには優しくしたいものですが、勘違いされると厄介。
適度な距離を保つことが大切ですよ。
自分の個人情報がわかる情報を発信しない
好きな芸能人の個人情報を手に入れると、それをきっかけにストーカー行為を働いてしまうファンが時々います。
上で紹介した壇蜜さんが良い例。
なんでファンが壇蜜さんの家の住所がわかったのかといえば、彼女がバラエティ番組で自宅を公開したからです。写り込んだ背景などから特定したんでしょう。
最近はSNSやブログで積極的に発信する芸能人が増えています。
これ自体は悪くはありませんが、投稿前にチェックして、個人情報が写り込んでいないか必ず確認してくださいね。
SNSで自分の行動パターンが把握される投稿をしない
個人情報と近いですが、SNSなどのネットを通じて自分の行動パターンを知られないようにすることも大切です。
どこかに出かけた時は、できるだけ時間をおいてから投稿しましょう。数日後とかね。
「毎週木曜日に新宿のエステサロンに通っている」みたいな行動パターンがSNSから割り出されたら厄介。
ストーカーに情報を与えることになるので要注意ですよ。
ストーカー被害に遭ってしまった時の対処法
十分に気をつけていても、相手の行動までコントロールすることはできません。
芸能活動を続けていれば、ストーカー被害に遭ってしまうこともあるでしょう。
もしそうなったとしても、自分自身でなんとかしようとは思わないでください。
まずは、所属している事務所の人に相談すること。
その後、警察に相談。ストーカー被害の相談窓口などもあるので、電話やメールなどで相談してもOKですよ。
弁護士にも相談しましょう。
法律的にストーカー規制法違反かどうかを判断してくれます。場合によっては訴訟などもできるので、相談しておいて損はありません。
ストーカー被害に遭っていると認められるためには、証拠も必要です。思い込みだけではダメ。
写真、メール、映像、音声などは必ず保存・保管しておいてくださいね。
同時に、メモなどで日付や具体的内容も記載しておくと、証拠としての効力が高まりますよ。
まとめ
芸能人は憧れる存在だけに、ストーカー被害に遭いやすいです。
もちろん、ストーカーする方が100%悪いんですよ。
でも、芸能人側も対策や予防策は講じておきたいですね。
対策をしているにもかかわらずストーカー行為に遭ってしまったら、必ず身近な誰かに相談してください。その上で、警察や弁護士にも相談を!
嫌がった態度を見せると、相手のストーカー行為がエスカレートすることもあります。我慢しないで早めに対処することも心がけてくださいね。