もはや当たり前?モデルから女優になる方法と気をつけたいこと

モデル業をしている女の子が、女優に憧れるケースはとても多いですね。
憧れとは別に、自分を高めるために役者業に興味を持つモデルもいるでしょう。

セカンドキャリアを考えたり、新しいことに挑戦するのはとても素晴らしいことです。

この記事では、モデルから女優になるための具体的な方法や、持っておきたい意識を解説していきます。

モデル出身の女優は珍しくない


現在では、モデルから女優への転身は決して珍しくありません。むしろ当たり前ですね。

今活躍している女優の多くは、過去に何かしらのモデル業をしていたと言っても過言ではありませんよ。それほど、モデルから女優になることに違和感がなくなってきています。

  • 松嶋菜々子
  • 米倉涼子
  • 菜々緒
  • 山田優
  • りょう
  • 小雪
  • 冨永愛

どの程度をモデルと呼ぶのかはいろいろあるでしょうけど、一応モデルデビューをして、今は女優業で活躍している女性たちの名前をちょっと挙げてみました。

今では、みんな“女優”っていうイメージの方が強いですよね。
それだけモデル出身で女優業に精を出すというのが当たり前の時代になってきているんです。既定路線と言ってもいいかも。

モデル業のみで芸能人としてのキャリアを終える女性は、ほぼいないでしょう。

モデルから女優になるためには

モデルから女優になるのは珍しくないし、今の時代は当たり前の流れです。
でも、女優になるためにはそのための行動を起こさないといけません。

ということで、モデルから女優になるための方法を紹介していきます。どれを選んでもいいし、組み合わせてもOK。とりあえず、何かを始めてみましょう!

レッスンを経てオーディションをうける


モデルが女優に挑戦すると目立ってしまうのが、演技の下手さ。

「モデルだからしょうがないね」と優しく言ってくれる視聴者がいる一方で、「モデルだけやってろ」と厳しい声も飛んできます。

そうならないためにも、しっかりとレッスンを受けましょう。

筆者
業界人N
モデルとしての知名度だけでドラマや映画に出てしまうと、恥をかくことになってしまいかねませんよ。

レッスンを受けて演技力を磨いて、その上で映画やドラマなどの役のオーディションを受ける、この方法が王道ですね。

待っていても役が回ってくることはほとんどありません。絶大な人気を誇るモデルさんなら別ですが。
どちらにしてもレッスンは必要だし、オーディションも避けては通れませんよ。

テレビタレントからステップアップする


モデルとしてバラエティ番組などに呼ばれることも出てくるでしょう。
そこで少しずつお茶の間の人に存在を知ってもらい、女優へとステップアップしていく、という方法もありますね。

モデルは見栄えがいいですから、バラエティ番組としても使い勝手がとてもいいんです。

筆者
業界人N
ぼくもTV局でプロデューサー業をしてましたけど、モデルの起用はよくやっていました。

画面的にも綺麗だし、意外と頭の良い人が多いですから。
事故ることもなければ、視聴者も「この人は、どんなキャラなんだろう?」と気になって、チャンネルをそのままにして最後まで見てもらいやすいんですよ。

タレント業から女優になるには、キャラが大事ですね。トークができたり面白エピソードを持っていたりすると、各番組から呼んでもらいやすくなります。

徐々に知名度が上がって、ドラマや映画の話が舞い込むという流れ。
この場合はすでに知名度が上がっているので、最初からいい役がもらえることもあります。

もしその間にレッスンなどを積んで演技力を高めていれば、そこから一気に女優のお仕事が増えていくでしょう。
肩書きも徐々に「女優」になっていくはずです。

バラエティでひっぱりだこになる人は「トーク力」が大切です。
いくら見た目が美人でも“ただ座っているだけ”じゃ番組は成り立ちませんよね。
モデル出身のみちょぱさんや、女優の木村佳乃さんのトーク力は元業界人のぼくからみても凄いなと思います。

芸能界売れ続けるにはでトーク力は絶対必須です。
芸能人から学ぶ!トーク力をアップさせて話上手になる5つの方法

女優志望の人が読んでおきたい記事はこちらです。
【女優になりたい人の教科書】常に売れ続ける女優にあるべきものとは

枕営業で女優になる人もいる


演出家や監督、プロデューサーなどと仲良くなって、女優のお仕事をもらう人も中にはいますね。

筆者
業界人N
ぼくはしていませんでしたけど、でも芸能界では現実に枕営業で仕事が動くこともあるんです。

演技が上手いわけでもなく、モデルとしての知名度もあったわけでもないのに、なぜかいい役がもらえて女優として活動している人は、枕営業の可能性があります。

一般の人からの評価と業界内での評価は違う場合も多いですからね。

肉体関係を持つかどうかは別として、コネや人脈を作っておくことはとても大事!
モデル業をしていれば、業界内に知り合いも増えていくでしょう。

知り合いの知り合いなど、人脈を使ってドラマや映画の制作者側とつながっておくのもアリですよ。モデル業の傍らアルバイトをして、そこで人脈を築く方法も考えられますね。

高級クラブのようなお店で働けば、業界人とも仲良くなれますから。
枕営業の話を持ちかけられた時に、どのような行動に出るかはその人次第!

キャリアを大事にするのか、それともプライドを大事にするのか、よく考えて判断しましょう。
芸能界の枕営業の実態って?枕営業を持ち掛けられた時の断り方を解説

モデル出身の女優は冷たい目で見られることも


モデルが女優業に手を出すと厳しい声が飛んでくることはお伝えしました。
これがね、結構メンタルにくるんですよ・・・。

役者として芸能界デビューしたわけじゃないから、演技力がないのは当たり前。
でも視聴者は完璧を求めてきますから、少しでも穴があると、そこをつつかれます。

監督さんが厳しい人だと、ちゃんと演技をしているつもりなのに何度もやり直されてしまうこともあるでしょう。これも、かなり精神的にきます。自分では何が悪いのか、さっぱりわからないわけですからね。

モデルから女優になる人は、こうした冷たい風当たりや厳しい指導などを覚悟しておいてください。

いくらモデルとして有名になっていたとしても、全員が甘やかしてくれるような世界ではありません。必ず壁にぶち当たることになるでしょう。

ただし、それでも作品に出続けていれば、そのうち受け入れられるようになってきます。演技力も上がりますし、女優としての立ち居振る舞いも覚えてきますから。

筆者
業界人N
そこまでの道のりは厳しいかもしれないけど、モデル出身女優の宿命だと思ってもらいたいですね。

芸能人ならではのストレスの溜まる原因とおすすめのストレス解消法について解説しています。
芸能人ならではのストレスを感じる時とその解消方法【ストレス軽減】

モデルから女優になるなら演技力を磨こう


本格的に女優の道へと進むなら、レッスンから逃れることはできません。
レッスンは女優になるための準備。演技力を磨かないと女優として生きていくことはできませんよ。

役をもらっても、もし演技が下手だったら、その後はドラマや映画の話はパタッと来なくなりますから。

最初は演技が下手だったけど、その後の努力で人気女優になった元モデルもいます。
たくさんレッスンを積んだ成果ですね。

でもこれは、チャンスを何度ももらったからこそ。このような運の良い人ばかりではありません。

みんな最初の出演作品でその人を評価してしまうもの。最初から最低限の演技ができるように、演技力を磨いておきましょう!

演技の世界は意外と深いです。ただ台本を読むだけではありませんよ。

  • 表情
  • 立ち居振る舞い
  • 仕草
  • 強弱

など、あらゆることを意識して演じなければいけないんです。

こうした勉強は、モデルのお仕事にも役に立ちます。モデルも表情や立ち居振る舞いって大事ですからね。どちらの仕事にも共通する表現力、これは早い段階で磨いておいて損はありません。

今すぐに女優転向を考えていなくても、演技の勉強を始めておく価値があるでしょう。

女優のための養成所を徹底解説!狙い目の都内おすすめ養成所も紹介 駆け出しの女優なら知っておきたい!役作りのいろは

まとめ

今やモデルから女優への転身は当たり前。
活躍する女優のほとんどがモデル経験者と言ってもいいほどです。

モデルと女優のお仕事は、違うところも多ければ共通点もあります。
女優として評価されるためには、役者としてのお勉強をしないといけません。

バラエティ番組などでTV慣れしておくことも大事。
結局は視聴者が判断するので、視聴者からの厳しい目に耐えるメンタルも強化しておくといいでしょう。

こうしたレッスンや訓練は、モデルとしての価値も高めてくれますよ。

モデルから女優になることは、決して逃げではありません。むしろ新しい挑戦!
積極的に次のキャリアを考えて、そのための行動を始めておきたいですね。