自分の給料は安い?芸能事務所の給料形態と取り分を解説!【まとめ】

ギャラやお給料について気になるタレントさんもいるでしょう。

特に自分の所属する芸能事務所と他の事務所の違い、気になりますよね。

テレビプロデューサーをしたあと芸能事務所の経営もしていたぼくが、芸能界のお給料事情についてまとめてみます。

芸能事務所のギャラ・給料形態について


芸能事務所によって、もしくはタレントとの契約によってギャラやお給料の形態は変わってきます。

主に採用されている3つの形態について、特徴を見てみましょう。

固定給料制

毎月決まったお給料を受け取ることができるのが「固定給料制」です。

仕事の量や内容によって、お給料が上下することが基本ありません。この点が最大の特徴ですね。

もちろん早朝や深夜など長時間お仕事をしたり、地方ロケに行ったりした場合は手当てが出る場合もありますよ。

それでも固定給料制の場合は、さほど大きな増減にはなりません。

タレントやアイドルに多めの形態で、特に駆け出しでお仕事の量が少ない場合は、この固定給料制が取られることが多いですね。

バラエティ番組や、毎回出演パターンが決まっている舞台などでお仕事をする人が目立ちます。

まだメインにはなれないけど、定期的にお仕事があるからこそ、事務所も固定給料制で対応できるわけです。

完全歩合制

お仕事をした分だけのお給料が受け取れるのが、この「完全歩合制」。逆に言えば、お仕事がなければ収入もゼロ。

収入が人気に左右される点は、メリットでもあるしデメリットでもありますね。

芸人や女優、モデルなどは、この完全歩合制がほとんど。だから仕事がない時は、アルバイトなどをする必要があります。

所属タレントに厳しい事務所では、ギャラに交通費が含まれているケースあり。

なんだかんだ引かれて、1回の出演のギャラが数百円ということも・・・。

女優やモデルを抱える事務所ではそこまで厳しくはありませんけど、仕事の内容によっては収入はかなり低め。

駆け出しの頃はほぼ収入無しというのが、完全歩合制の特徴であり現実ですね。

固定給料制+歩合制

固定給料制と歩合制をミックスさせている事務所もあります。

毎月基本給がいくらという形で決まっていて、仕事の本数や内容、時間などによって歩合がつくタイプがこれ。

この形態の場合は、固定給は低めに設定されているケースが多いです。仕事を頑張れば収入が増えるし、仕事がまったくなければバイトしないと難しいケースも出てきます。

働き方は固定給料制と近いですね。能力があって仕事の幅も広ければ、プラスして歩合が付く感じ。

やはりタレントやアイドルに多い給与形態になっています。

事務所と芸能人(本人)のギャラ・給料の取り分


芸能事務所と、そこに所属する芸能人のギャラの配分率は事務所ごとに違います。

それぞれの事務所の考え方や規模によっても変わってきますね。

いくつかの事務所を例に挙げて取り分を紹介します。今所属している事務所と比較してみましょう。

今後事務所を移るときにも参考になるかもしれません。

アミューズ 芸能人40%:事務所60%
ホリプロ 芸能人50%:事務所50%
吉本興業 芸能人10%:事務所90%
人力舎 芸能人60%:事務所40%
ワタナベエンターテインメント 芸能人70%:事務所30%
太田プロ 芸能人60%:事務所40%
ケイダッシュ・ケイダッシュステージ 芸能人60%:事務所40%
ジャニーズ事務所 芸能人60%:事務所40%
サンミュージック 芸能人60%:事務所40%
研音 芸能人40%:事務所60%
松竹芸能 芸能人20%:事務所80%
エイベックス 芸能人90%:事務所10%
浅井企画 芸能人70%:事務所30%

※具体的な数字を出していますが、あくまでも調べた時点での相場の情報であり一例です。

同じ事務所でも芸人さんと俳優業では割合が異なるケースがありますし、交渉等によってもこの割合は変わってきますね。

ホリプロは固定給料制からスタートするのが基本。そのため、タレントによって固定給か歩合給かという形態すらも違ってくるんです。

単純に事務所ごとで分けることができないって知っておくことも重要ですよ。

自分のギャラ・給料は適正かどうか


自分の所属している事務所と自分の取り分を把握していますか?

もし知らなければ、マネージャーなどに尋ねてみましょう。ギャラの額に不満があっても、事務所との取り分が正当なら納得できますよね。まだまだ単価が低いということ。大きな仕事が舞い込むように頑張るしかありません。

でも事務所が多く取りすぎているなら、交渉の余地あり。話し合ってみるといいかもしれません。

ただし、生活費やレッスン費、エステなどに通う費用などを出してもらっているなら、ギャラが安くてもあまり文句は言えないかな。事務所が自分にそれだけ投資をしてくれているということですから。

自分のお給料が適正かどうかのチェックは必要です。でも、まだ売れているとは言えない女性は、ほとんどがバイトをしています。芸能事務所に所属したからといって、すぐに食べられるようになるわけではありません。

この現実も忘れないようにしましょう。

下積み時代のアルバイト事情について知りたい人は「芸能人の副業」をご覧ください。

有名芸能人でも給料の少ない下積み時代を経験している


今や誰もが知る人気者でも、実は売れない時代があったケースも少なくありません。

例えば有村架純ちゃんは、今でこそ超売れっ子女優ですが、役をもらうために100以上ものオーディションを受けています。

そんな苦労をしたようには見えませんけど、実は売れない下積み時代を経験しているんです。

  1. 仲間由紀恵さんも、アイドルをやってみたり声優をしてみたりと、売れない時代を過ごしてますね。
  2. 池田エライザさんも、極貧下積み時代を経験した一人。当時は、カレーうどんすら諦めなければならないほどお金がなかったそうです。
  3. 吉岡里帆ちゃんは、売れるまで4つのアルバイトを掛け持ちしていたことも。しかも稼いだお金は、すべて作品作りに費やしていたというからすごい。

いかがでしょうか。これだけの有名人たちも、かつては苦労をしていたわけです。

それでも諦めずに夢を追い続けていたからこそ、今がある。

誰でも努力を続けていれば、いつかスポットライトを浴びる日が来ます。これも芸能界の素晴らしいところ!

筆者
業界人N
下積み時代の経験は、決して無駄にはなりませんよ。

まとめ

芸能事務所と一言で言っても、お給料の形態や金額はさまざま。

大事なことは、自分のお給料が適正であるかどうかを知ること。適正だけどギャラが少ないと感じるのであれば、仕事の量を増やさないといけません。そのためには、今よりも売れることです!

下積み時代でお金がなくても、悲観的になってはいけませんよ。

誰もが通る道ですから。

売れない時代を乗り越えれば夢のような舞台が待っている、それが芸能界!苦しいのは自分だけではないと、ポジティブに考えましょう。